『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

11月は分岐点

昨年、石川晋さんが私の学級に来てくださった際に「高橋の学級は、いつくらいからまとまってくるの?」という趣旨のご質問を受け、「だいたい、11月くらいからですかねえ」と答えた記憶があります。過去の経験から言うと、やっと学級の空気が馴染んでくるのって、11月くらいなんですよね。もしかすると、平均的な学級よりも遅いかもしれません。

でも、焦って形作ろうとすると、何だかんだ怖いのです。スピード違反の車に乗っている気分。どうしてもブレーキをかけてしまいます。今年は(というか、転勤直後は)、周囲の目を気にして、焦ってしまいがちでしたし、焦りとは即ち、子供のせいにしてしまいがち、ということで。焦る自分をなだめ、子供達に申し訳ないと感じながら、学級経営をしてきました。

 

さてさて、今日から11月。

なんと言うことでしょう。今日一日で、「この子はこうなっていって欲しいなあ」と思っていたことが4つも5つも実現してしまいました。もちろん、学級全員に願いを持っていますし、それも複数ですから、叶ったことは5/100くらいのものですが。でも、やっぱりグンと進んだ日でした。

あの子が自分から「やる」と言って欲しいなあ。

あの子がもうちょっと一生懸命テストを解いたら、もっとできるだろうになあ。

あの子がルールを破るのは、何かのアピールだろうなあ。心配がなくなったら守れるんだろうな。

あの子がもう一回り成長するには、自分の間違いを認めることが必要だろうなあ。

あの子が「もっと」という意欲を持てたらなあ。

そんなことが1日で「叶った」のです。本当にびっくり。やっぱり11月が分岐点なのでしょうか。いや、もう少し早くなったら精神的に楽なんだけれど。

 

ちなみに今日の帰り際には、どうでもいいくだらないことで大笑いをして帰りました。やっぱり、笑う門には福来る、なのですよ。怒るより、泣くより、無表情より、笑っていたいな、当たり前だけれど

ただし、欲深い私は、新しい「願い」が次々に湧いてきてしまいます。満足することはないのでしょうね。きっとこれからも、悩みながら日々を過ごすのです。