学び続ける子供を育てるためには、失敗を恐れ過ぎないことが必要だと考えています。ただし、失敗を全く恐れないのも良くないように思います。だって、「失敗してもいいもーん」と適当過ぎちゃっても困りますからね。
私が見てきた中で勉強から逃げる子は、失敗すること、出来ないこと、分からないことが大嫌いな場合がほとんどです。そういう子は、今まで「成功体験」がほとんどありません。失敗し、恥をかき、怒られ、責められた経験ばかりを積み重ねています。その結果、わざと失敗したり、わざと怒られたり。そんな子を見たことありませんか?失敗を恐れ過ぎてら心がガチガチに強張っている子。そういう子の心を柔らかくしてあげるには、1年で足りるか足りないか、ギリギリだなあと私は感じます。
そういう子の心を柔らかくするには、成功体験が必要です。小さくてもいいから、「出来た」「褒められた」「満足できた」そんなちょっとした成功を積み重ねることで、ちょっとずつ変わっていきます。
「失敗が人を育てる」と言うとカッコいいですが、でも、それは「失敗を乗り越えた人」の言い分に過ぎない、と言うのはちょっと乱暴でしょうか。弱い私は、失敗よりも成功で成長したいのです。そして、そういう子も少なくないでしょう。
そういう子のために私が意識しているのが、4つのくり返し。
- 単位時間内でのくり返し
- 単元内でのくり返し
- 単元をまたいだくり返し
- 教科をまたいだくり返し
の4つです。
次回は、単位時間内でのくり返しについて、説明したいと思います。