『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

私は「授業」からスタート

新年度が始まり、慌ただしい1日を過ごした方も多いのではないでしょうか。事務仕事に追われつつ、頭の中は「学級びらき」のことを考えていた方も少なくないでしょう。

 

さて、こちらにも書きましたが、

小六教育技術 2018年 04 月号 [雑誌]

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私の1年のスタートは「授業」から始めます。正確に言うと、私の勤務地では、初日は始業式・入学式のすぐ後に下校になってしまうので2日目の1時間目が事実上の学級開きなのですが、そこでは必ず「授業」です。

『学び合い』のセオリーとして最初は学ぶ目的や学び方についての説明をします。その後に学習がスタートです。ですから、45分丸々の『学び合い』はできません。最初は短い時間で終わる課題を用意します。ただし、どんなに短くても「授業」からスタートなのです。その理由は単純で、私は授業が好きだから。

私は、4月に新年度が始まって、会議が続いたり研修や出張が続いたりしたらうんざりします。事務仕事ばかりだったら嫌です。
「俺は会議や事務仕事のために教員をやっているんじゃない!学級の仕事や授業の準備をしたい!!」
そう感じます。もちろん、年度当初の話し合いは大切でしょう。事務仕事も必要です。でも、それだけじゃあ嫌です。俺は授業が好きなのじゃ!授業がしたくて教員をやっているのじゃ!そういう私なので、学級を経営していく上で何よりも授業を大切にします。もちろん、遊ぶことも好きです。おしゃべりも好きです。けれど、私にとってはそれらが中心になることはありません。だって、学校のほとんどの時間は「授業」なのですから。

 

ということで、私の学級びらきは授業からスタートなのです。もちろん、違うものを重視する方もいらっしゃるでしょう。何を重視するかはそれぞれの教員の個性。それぞれが大切にしているものが違って当然です。4月のスタートはそれを児童に示すべき時期ではないでしょうか。嘘はバレて信頼を無くします。深く考えず思いつきでしゃべるとすぐにメッキが剥がれます。

「どんなことをやったらウケるか」ではなく「子供達に何を伝えたいか」を考えて、初日を迎えたいと思います。