『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

守れる約束を

多分、今日は日本中の小学校で「所信表明演説」が行われたことでしょう。私もしました。私は専科なので、明日も明後日も「授業開き」としていわゆる所信表明をします。

私が今日伝えたことは、『学び合い』のセオリー通りに

  1. 学校に来る目的
  2. 分かり方は人それぞれ違う
  3. 本当に分かるということ

の3つ。それを説明した上で、

「でもね、『学び合い』には弱点があるんだよ。それは、チームワークが必要なこと。チームワークがないと学び合いは苦しくなる。だから、自分や仲良しの子だけじゃなく、学級全体のことを考えて行動して欲しい。理科の時間には、普段はあまり喋らない人や遊ばない人とも繋がって学んで欲しい」

と伝えました。つまり、私が求めるのは「仲良しの子だけじゃなく、より広い繋がりを作って欲しい」ということ。今後も何かあるたびにに「仲良しを超えて、より広く!」を求めていくつもりです。

 

若い頃は、有名な「黄金の三日間」の実践に倣って、「叱る原則」なんて話をしたこともあります。

先生は次の3つに関しては本気で叱ります。

•命に関わる危険なことをしたとき
•友だちの心や体を傷つけたとき
•同じことで3回注意されても直そうとしないないとき

有名な実践ですよね。懐かしいなあ。20代の頃は毎年のように言っていましたね。

今、これを言わなくなったのは、私がこの原則を守れないから。3回どころか1回目から叱るし、これ以外の時も叱るし…。ですから、いつの頃からか言わなくなりました。私みたいなテキトーな教員は言っちゃいけませんね。

だから今ではシンプルにしました。やっぱり、子供達を尊重するからこそ、守れる約束をしたいのです。

おっと、補足しておきますが、上記の有名な「叱る原則」の実践も、ちゃんと守れる方なら言って良いと思います。私が守れなかっただけですので。