多分、今日は日本中の小学校で「所信表明演説」が行われたことでしょう。私もしました。私は専科なので、明日も明後日も「授業開き」としていわゆる所信表明をします。
私が今日伝えたことは、『学び合い』のセオリー通りに
- 学校に来る目的
- 分かり方は人それぞれ違う
- 本当に分かるということ
の3つ。それを説明した上で、
「でもね、『学び合い』には弱点があるんだよ。それは、チームワークが必要なこと。チームワークがないと学び合いは苦しくなる。だから、自分や仲良しの子だけじゃなく、学級全体のことを考えて行動して欲しい。理科の時間には、普段はあまり喋らない人や遊ばない人とも繋がって学んで欲しい」
と伝えました。つまり、私が求めるのは「仲良しの子だけじゃなく、より広い繋がりを作って欲しい」ということ。今後も何かあるたびにに「仲良しを超えて、より広く!」を求めていくつもりです。
若い頃は、有名な「黄金の三日間」の実践に倣って、「叱る原則」なんて話をしたこともあります。
先生は次の3つに関しては本気で叱ります。
•命に関わる危険なことをしたとき
•友だちの心や体を傷つけたとき
•同じことで3回注意されても直そうとしないないとき
有名な実践ですよね。懐かしいなあ。20代の頃は毎年のように言っていましたね。
今、これを言わなくなったのは、私がこの原則を守れないから。3回どころか1回目から叱るし、これ以外の時も叱るし…。ですから、いつの頃からか言わなくなりました。私みたいなテキトーな教員は言っちゃいけませんね。
だから今ではシンプルにしました。やっぱり、子供達を尊重するからこそ、守れる約束をしたいのです。
おっと、補足しておきますが、上記の有名な「叱る原則」の実践も、ちゃんと守れる方なら言って良いと思います。私が守れなかっただけですので。