『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

みゆき会と友達と仲間

みゆき会の古田さんがFacebook上にこんな記事をアップしていました。一部を引用させて頂きます。

自分は今まで、(授業という場において)「友達」をいかに「仲間」に高めて学び合っていけるかを考えてきた。そして、その違いをてつがくの授業でも話し合ってきた。

面白いなあと思ったのは、私も坂内さんも同じようなことを子供達に語っていたということ。みゆき会の3人には「特に話し合ったこともないのに、同じようなことを子供達に語っていた」ということが何度もあるのです。(例えば「大人になるということ」で同じようなことがありました)

 

ここで私が言う「友達」というのは、「公園で遊んでいたら友達ができたよ^ ^」というような「友達」です。同じ場所で遊んでいたら友達になった!家が近所だから友達になった!偶然同じクラスだったり、バイト先が一緒だったり。そんな友達。ウチの息子もキャンプに行く度にキャンプ場内で「友達ができたよ!」と言って他のサイトの子と遊んでいます。

一方で「仲間」はそれほど簡単には得られない存在。何かの目標やミッションがあって、それを共に達成するために行動を共にする存在。そういうものとして「仲間」という言葉を、私は使っています。ちゃんと話し合ったことがないので確信はありませんが、古田さんと坂内さんも似たような意味で使っているのではないでしょうか。 

 

みゆき会というのは、古田さんと坂内さんと私の3人で作った教育実践グループです。以前、「みゆき会って何なのですか?」と問われたことがあるのですが、答えに詰まりました。別に定例会とかミーティングとかを開いているわけではないし、実践交流をしているわけでもないし。それぞれが勝手に実践をして、勝手にSNS(私は主にブログ、坂内さんは主にFacebook、古田さんはブログとFacebook両方)にアップして、時々コメント欄やメッセンジャーで交流しているだけ。でも、不思議と考えていることがリンクしていて、一緒に論文を書いたり、本を書いたり、セミナーを開催したりしても「意見が合わなくて困った」ということがありません。

 

それは多分、みゆき会が「友達ではなく、仲間」なのでしょう。古田さんと坂内さんは元同僚ですが、私は100キロ近く離れた学校で勤務している時に作ったグループですから。さて、じゃあ、共有している目標やミッションって何なのでしょう。思い当たることはありますが、恥ずかしいのでここには書きません。

 

大人になったら、友達より仲間が必要ではないでしょか。そして、私は、学校や授業を「偶然一緒になったお友達」でなく、「幸せになるという目標を共に達成する仲間」を得るための場にしたいのです。