難しい方がしっとりする
5年生の理科で「めだかのめすおすを見分ける」授業をしました。
見分け方をしらべる→練習問題
という流れです。ちなみに、「練習問題の時には、教科書やプリントなどはいっさい参照してはいけないが、友達と相談するのは自由」というルール。
先週、まずは1組で授業。どの子も一生懸命に学んでいましたが、少々ザワザワした感じ。そこで、2組での授業では、練習問題を難しくしました。1組では、めだかの写真を2匹分しか載せていなかったのを、3匹にしたのです。
この1匹の違いが大違い。問題に載っているのが2匹だと、片方がめすなら、もう片方はおすだと予想がつきます。だから、1匹分しか考えなくていいのです。でも問題が3匹なら、1匹目が分かっても、2匹目3匹目がめすかおすかは、ちゃんと考えなくては分かりません。
そうすると案の定、2組の授業の方がじっくり考え、話し合いも熱心でしたが、それにも関わらず騒がしくはならず、しっとりとした学びになりました。
課題は難しい方が、学びはしっとりする傾向があります。ガチャガチャうるさいのは、課題が簡単過ぎるのかもしれません。