『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

今年も「無視」される

今日の3・4校時は6年生の授業。呼吸に関する実験でした。今年の授業は「課題提示→実験→結果から分かったことを『ということは…』で始まる文でまとめる→交流」という流れを基本にしています。私らしい何のひねりもない単純な流れ。

授業の終盤、「吸い込む空気と比べて、吐き出した空気は酸素が減って、二酸化炭素が増えていた。ということは・・・」といった感じで各々がまとめた内容を説明し合う活動をしていました。

これがびっくりするくらい楽しそうなのです。子供達はひたすら説明し合っていました。人は関わり合うだけでこんなに楽しいのだなあとほっこりするくらい楽しそうでした。もちろん、そうじゃない人もいます。人と関わることが苦手な子もいますよね。でも、そういう子だって「嫌にならない程度の関わり」なら心地よさそうなんですよ、大抵は。(ちなみに、関わり合いが苦手な子に対しては、それを周囲が受け止めてあげることが必要ですね。「あの子は、関わるのが苦手なんだよね~」と分かってあげるって重要です。)

 

残り5分。4時間目の授業で、しかも理科室での授業なので、ちゃんと時間通りに終了したいと思い、「そろそろ終わるよ~」と声をかけました。すると、終わるどころか「じゃあ、急いでまだの人と説明し合わなきゃ」という雰囲気。「時間だよ~」と言っても辞めない。「終わろうぜ~」と言っても無視(笑)。出ましたよ、この雰囲気。毎年のように、「もう終わるよ~」と言っても無視されちゃうのは、やっぱり楽しいからでしょうね。

この楽しさがもっともっと増すように、そして、子供達の頑張りに報いることができるように、やれることをコツコツとやっていこうと、無視されながら誓ったのでした。