『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

前向きに求める

先日、「ルール」と「工夫」の違いについて同僚と話していました。

例えば、雨の日の休み時間の過ごし方を話し合う時。
「雨の日の過ごし方について、ルールを決めましょう」
と求めるのと、
「雨の日の過ごし方について、どんな工夫をしたらよいでしょう」
と求めるのでは、ちょっと違うよね、という話です。
他にも、「給食の片付けが時間内に終わらない!!」なんて時も、
「給食の片付けを早くするためのルールを決めましょう」
と求めるのと、
「給食の片付けを早くするために、どんな工夫をしたらよいでしょう」
と求めるのでは、やっぱりちょっと違うなあ。

ルールというと、私は「●●しなければならない」とか「■■は禁止」という方向で考えてしまいます。その根底には私の不安や心配がありそうとも思っています。「●●してくれなかったらどうしよう」とか「■■はされたら困る」というような。
でも、工夫は「△△をやってみよう」とか「◎◎を試してみよう」という前向きなイメージ。その根底には、子供達はできる!という信頼と失敗してもいいじゃんという温かさがあるように思います。これは私だけのイメージかもしれませんが。

「ルール」を前向きなイメージで使っている方もいるでしょうから、言葉は何でも良いのです。

「前向きに求めた方が子供達は伸びるよね。でも、我々は自分の不安に気づいていないかも」

同僚との話は、そんな結論になったのでした。