『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

ごくたまに

普段は他者の仕事に口を挟みたくない私ではありますが、若い先生に

「ちょっと気をつけてね」

という話をしたことがあります。保護者さんへの電話の仕方がかなり危なっかしかったからです。簡単に言えば、児童の忘れ物を今すぐに持ってきて欲しい、という電話でした。私は電話中の同僚に「学校で用意しましょ」と耳打ちしました。

その先生に悪気はないのかもしれません。児童のことを第一に考えるから、そういう電話になったのでしょう。でも、保護者さんの中には、仕事を休んで忘れ物1つを届けることが難しい方もいらっしゃいます。心理的にも、身体的にも、そして、少なくない保護者さんには経済的にも負担をかけることになるのだと理解しておいた方がいいでしょう。

そして何より、こちらが求めたことは求め返される、と考えておくべきです。もし、学校が何かをミスしたら「今すぐ何とかして欲しい」と求め返されるし、それを断わったら「私はあの時、仕事を休んで届けたのに!」と不満がますます大きくなります。私だったら、思っちゃうな。そうやって、ずっと学校は自分の首を絞めてきたのかも。

という話を、簡潔に伝えました。ちょっとでも伝わっていたらいいけど。

 

基本的にこういう口出しはしたくないのです。でも、こういうことを伝えなくちゃいけない立場と年齢になってきたのでしょう。人に「駄目出し」をするのは、好きではないのですが、たまには、まあ仕方ないですね。ごくたまにね。私に色々と教えてくださった先輩方も、こういう心境だったのでしょうか。

 

ちなみに、「私だったら、こう指導する」みたいなコメントはご遠慮ください(笑)そういうネタには困っておりませんので。