『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

テストと『学び合い』

新しい学級を担任した時には、まずはテストで結果を出します。『学び合い』による授業を周囲から「許してもらう」ためには、分かりやすい結果があると便利だからです。過去に何度も4月の時点で「全員90点以上」や「平均99点」という結果を出したことがあります。

別に私がすごいわけではありません。ある程度「分かっている」なら、テストの点数を上げるのは難しいことではないでしょう。何が「分かっている」必要があるかと言えば、それは、ワークテストがどう作られているのかや、子どもたちが何をどう間違えるのか、ということです。
例えば、国語のワークテスト。一般的な読むことのテストは、1番の問題の答えは最初の方に、2番の問題の答えはその次の辺りに、3番の問題の答えはさらにその次に…、と順番に読んでいけば分かるようになっています。まあ、これは「読むこと」の本質とは異なるクダラナイことでしょう。でも、国語のテストで10点や20点といった点数をとってしまう子は、こういうことを分かっていません。1問解く度に全文を読み直す子さえもいます。だから、2,3問解くだけで疲れ果て、力尽きます。

算数のテストでは、以前は「分からない問題は飛ばしていいよ」と声をかけたこともあります。が、苦手な子は「分からない問題かどうかが分からない」のです。だから、どこからやっていいか分からず手を出せなかったり、分ると確信できる問題がなくて困ったりするようです。どのような順番で解いていくかは、結局は各自が決めるしかありません。ですから、授業においても「教科書のどの問題を解くかは自分で決める」ようにしています。

理科でも社会でも、こういう細かいことを積み重ねれば、テストの平均点は上がります。そして、「みんなが分かるようにしよう」と求めれば、学級内の最低点も上がります。50〜60点の子はいなくなり、とりあえず80点くらいは取れるようになるでしょう。続けた結果、全員100点になったこともあります。

でもね、残念ながら、最近の私はこれを続けられません。私が飽きるというのが理由の一つ。また、あまり続けると、私への依存度が増すというのも分かっています。それを避けるには、私が点数を上げる努力をするのではなく、子どもたちが点数を上げる努力をするように、その大切さを語って任せれば良いのかもしれません。が、私にとっては、点数を上げる=『学び合い』を許してもらうための手段、に過ぎないので、心の底から子どもたちに求められないのです。その辺りが私の甘いところなのかな。

 

でも、『学び合い』による授業を許してもらいたいなら、ワークテスト程度はちゃんと解けるようにしておかないとまずいと思っています。と言いつつ、私のこんな考えを吹き飛ばすようなニュータイプが誕生するのも楽しみなのですが。