『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

仕事を頼まれること、頼むこと

学校には「誰の仕事かはっきりしているもの」と「誰の仕事でもないもの」があると思っている。

誰の仕事かはっきりしているものは、その人が責任を持ってやるべきだろう。分掌というものがあるのだから、与えられた仕事に責任を持つのが基本。けれど、その仕事を一人でやれない時には、他者に頼ってもよいと思う。むしろ、人に頼ったり教わったりしてでもやり遂げるのが、責任を果たすということではないか。

そんな時に、私を頼ってくれる同僚がいると、私は非常に嬉しい。多くの同僚の中で、私を選択してくれたことをありがたく感じる。

また、誰の仕事でもないものは、自分から率先して取り組むようにしている。担任を持っていないので、今年は特にそうだ。また、そういう仕事を

「あなたの仕事ではないけれど、お願いしていいですか」

と頼まれることもある。これまた非常に嬉しい。多くの同僚の中で、私に頼んでもらえたのとを名誉に感じる。まあ、暇そうだから頼んだだけかもしれないが。

仕事を頼まれるのは、本当にありがたいことなのだ。頼まれれば頼まれるほど「貯金」がたまっていく。聖人君子ではない私は、見返りをちょっとだけ期待する。いつか私が辛い時に、十人に一人くらいは助けてくれるだろう。見返りなんて、その程度の割合で十分である。

 

そう言えば、昔々、まだ20代の頃、嫌いな先輩と組んである活動をした時に、こんなことがあった。

その人は「大変な仕事」と「楽な仕事」の2つの仕事を提示して、私にこう聞いた。

「仕事を分担してやろう。お前は、この2つの仕事のどっちをやりたい?俺はどっちでもいいけど」

私は少し頭にきて「楽な仕事」を選んだ。その人はその場では何も言わなかったが、後で怒っていた。まあ、そういう人だから嫌いだったのだけど。

そんなことをされず、、

「こっちの大変な仕事をやってくれ」

と頼まれたら、断りはしなかっただろう。たとえ相手が嫌いな人でもね。

私は、そんな試されるようなやり方よりも、しっかりと頼まれたい。だから、私が仕事をお願いする時には、「お願いします」と頭を下げる。そして、終わったら「ありがとうございます」と伝える。そして、その恩はちゃんと返す。

相手が大人でも、子どもでも、そう心がけている。