そこそこ上手くいっている。
それなりに力を付け、腕を上げた。
そんな風に思っていると、すぐに失敗をする。
自分の実践を振り返っていて、気が付いたこと。『学び合い』を始めたのも、新しい授業を生み出す必要性を感じたのも、「今までの自分」では乗り切れないと感じた時だった。そういう時、最初は自分の力で何とかしようとする。それで何とかなる場合もある。でも、どうにもならない時には、やっぱり子供たちの力を借りるしかないのだ。
それなのに愚かな私は、まるで自分の力で事を成したような気になって、調子に乗ってしまう。もともと、力不足の私なのだから、そうなったら失敗するのは火を見るよりも明らかだ。
愚か者は、それを素直に認め、愚直に進むしかないのだ。