『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

笑いとクリエイティブ

今日は学期末の忙しい中、各学年主任の先生方に集まっていただき、来年度に向けての「重点目標検討委員会」でした。皆さんが本当に忙しいので、私が自分に課したのは

  1. 短時間で
  2. でも、クリエイティブに

の2つ。ダラダラと話し合うわけにはいきませんが、忙しいからと言って、

「じゃあ、今年度と同じでいいですよね」

というのも嫌です。

私は大きめのホワイトボードとマーカー2本を携えて、「目標時間は30分じゃ!」と気合いを入れて放送しました。

「本日、重点目標検討委員会を行います。各学年主任の先生方は、研修室にご参集ください」

さてさて、時間になると、学年主任が集合ですよ。もちろん、皆様、私より年上です。

簡単に始まりのあいさつをして、会の流れを説明。

  1. 本校児童の良い点、強み、成長を感じる点を出し合う
  2. もう少し伸びそうなところ、期待するところを出し合う
  3. これらをもとに、来年度の目標を決める

というものです。

「では、早速ですが、本校児童の良いところ、強みってどこでしょう?」

直ぐにポンポンと意見が出てくるので、私はホワイトボードに書き書き。自然と「期待すること」も出てきますので、それも書きつつ、

「成長を感じる部分って、ありませんか?」

とプラス面に話を戻していました。いやあ、ホワイトボード便利!ゴリさん、昔は

「俺はホワイトボードなんて物は使わない」

なんて言ってごめんなさい。凄くいいです、ホワイトボード。撤回し、お詫び申し上げます。

さてさて。プラス面がたくさんでたところで

「こういう良い面がでましたが、ということは、もう少し伸ばしたいのは…どのあたりですかね?」

と話を振ると、さすが主任の先生方。焦点化された「課題」がビシッバシッとでてきました。さらには

「ここを強調し過ぎると、子供たちはツラいよね」

と違う視点から意見を出してくださる方や

「忖度するわけじゃないけど、校長先生が話されたことを加味するとね…」

と話を拡げてくださる方もいて、一本調子な電車道にならないのも素敵。なんと言っても、笑いの中で話し合っているのがメチャクチャ素敵。笑顔だけど、真剣。真剣なのに、爆笑。

最後は

「じゃあ、おおよそは、この形にして、この部分に入れる言葉は、この4つの候補を提示して、全体会で決を取ろうか」

という話で終了。

 

ここまでにかかった時間はなんと15分!ちょっと出来過ぎな話合いでした。

ただ一つ失敗があるとすれば、この姿を若い先生方に見てもらえたら良かったのですけれど。ウチの職員室はギューギューで、話し合うスペースがないので、仕方ありませんね。それに、子供たちにも見せたら、最高のお手本だよなあ。そんなことを考えていました。

 

もう一つ考えていたのは、クリエイティブな話合いって、結構フランクなんだよなあってこと。私は場を作るのが下手で、直ぐに硬い雰囲気にしがち。今日はお姉様方に助けていただきました。まだまだ修行が足りないなあ。まあ、それもまた楽しめばいいのです。