教務主任生活も約9か月が経った。
2学期末を迎え、同僚の先生方は学級経営にある種の充実感を得ているのが見て取れる。学校全体が(もちろん完璧ではないけれど)機能しているのも感じるし、新卒初任や3年目といった若い先生方のクラスも機能しているのも心強く感じる。若手を支えてくれるベテランに感謝と尊敬の気持ちも抱いている。
私は担任をしていても、ある種の孤独感を抱いていた。教室は子供たちが主役。ということは、教室は私だけが脇役。まあ、それは仕方ない。そういう仕事だから。でも、教務主任としての孤独感に関しては「仕方ない」と思えずにいる。だって、望んでないもん!!!
けれど、困ったことに、教務主任の仕事内容は嫌いではないのだ。
書類を作るのは、多分、授業よりは上手いと思う。
エクセルで集計表を作って計算式を考えたりマクロを組んだりするのは、教材研究よりは得意だ。
先生方の書いた所見を読むのも、その思いが伝わってきてほっこりする。若い先生方と書き方を相談するのも、楽しいものだ。
そう、嫌ではないのだ。嫌だったら、「もうやりません!」って言えるのにな。ああ、困ったもんだ。
ただ、嫌ではないけれど、飽きる。私はやっぱり「同僚」を「子供」と同じようには愛せないのだ。