連続で課題づくりについて書いたのだが、このテーマはブログには向かないようだ。書きにくくて仕方ない。長くなることを見据えて、どこかでじっくり書くようにしよう。
『学び合い』の初期に課題づくりに迷うのは、課題で子供たちをコントロールしようとするからだ。課題を練って
「自由に学んでいいんだよ」
と言いつつ、1つの答えに導こうとする。子供たちからは易々とは出てこない教員だけが知っている答えに辿り着くこと。それが「教科の本質」とか「深い学び」だと思っていると、そんな授業をしてしまいがちなのかもしれない。
『学び合い』に適した課題とは、子供たちに任せやすい課題である。それは「教員だけが知っている」ものではない。
『学び合い』の初期は、ゴールが見えているものが良いだろう。そこに至るまでの道を、皆で進んでいくような課題だ。私はそれを「間口は狭く、中を広く」と呼んでいる。
それに慣れたら、私は子供たち自身でゴールの位置を押し上げられる課題にシフトする。さて、この「子供たち自身が押し上げられる課題」とはどういったものなのだろうか。種明かしをすると、私が「3つの繰り返し」と呼んでいるもの、平たく言えば「既習事項を生かす」というごくごく単純な方法に行き着いた。ただ、これが実践できる人は、そう多くないとも思っている。
さて、これをどうやってまとめようか。
その前に、頼まれている原稿2つと、来月の2つのセミナーの準備が先だな。