『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

アリ?ナシ?

学校に文庫本を持ってきて、休み時間に読むのはアリでしょうか、ナシでしょうか。私はアリだと思っています。

 

じゃあ、漫画を持ってきて休み時間に読むのはアリでしょうか、ナシでしょうか。

多くの方がナシだと思っているのは分かります。でも、文庫本はアリで漫画がナシなのは何故か、私は論理的に説明できません。

勉強に関係ない?それなら、文庫本も同じではないでしょうか。

勉強に集中できない?私は漫画はさっさと読み終わりますが、小説はいつまでも読んでしまいます。

私にとっては、文庫本も漫画も大差がありません。もちろん、多くの方がナシだと思っていることは分かっています。私が子供たちに言うのは

「ダメっていうきまりのクラスがほとんどだから、ウチだけ良いってわけにはいかないなあ」

ということくらい。こんなくだらない説明しかできない自分が情け無く感じます。

 

さて、今話題なのは、スマホだそうですよ。

学校にスマホを持ってきて、休み時間に動画サイトやSNSを見るのと、文庫本を読むのとでは、何がどう違うのでしょうか。

ブルーライトが目に悪い?それなら、電子黒板も使わない方が良いかもしれません。デジタル教科書化なんてもってのほかですね。もしくは、ブルーライトカットのフィルムを貼ればスマホもオッケーでしょうか。

盗まれる?校内なら「iPhoneを探す」(Androidも同様の機能がありますよね?)で直ぐに犯人が分かりますね。「スマホは盗んでもすぐバレる」って分かっておくのは大切でしょう。それに、安いものなら盗んで良いわけではありません。

高価な物だから、壊されると困る?悪戯で隠される?では、ランドセルや制服はどうなのでしょうか。ランドセルも高価ですよねー。

 

私だって、子供たちが学校にスマホを持ってきたら「面倒くさい」と感じます。色んな問題が起きるのも想像がつきます。でも「私が面倒くさい」以外に反対する理由がないとも感じています。ダメな理由は、私が面倒くさいから。これでは強く反対できないなー。

子供たちは、手をピンと耳に付けて挙手することも、「いいですか」と聞かれたら「いいです」と答えることも、笛に合わせて体操隊形になることもない世の中を生きていきます。が、その世の中には、確実にスマホかそれの進化形の物が存在するのです。役に立たないアレやコレを指導するくらいなら、どんなに面倒くさくても、ちゃんとスマホで失敗し指導しておくことが必要でしょう。

と言いつつ、本当に面倒でしょうから、頭が痛いですけれど。ただ、面倒なのは「子供たちに指導すること」ではなく、「大人への対応」なんですけどね。