『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

感謝と反省

昨日は、教育同人社さんに於いて開催されたセミナーに登壇した。

昨年の中頃から、『学び合い』の会で川西さんのお名前を伺うことが何度もあった。その中には「高橋と川西さんがやっているのことは、とても似ている」というものも多かった。そういう声が複数あがったことが、多分、この会が開催されたきっかけの一つなのだろう。

実際にお会いしてお話を伺うと、確かに似ていると感じた。参加者さんの中にも、そう感じた方は多かったようだ。でも、それは当たり前のことである。『学び合い』は非常に理論的な実践なのだ。川西さんと私に限らず、多くの『学び合い』実践者と私の授業と似ているのは、必然なのだ。

一方で、その理論通りにやれない人も多いことも知っている。だから、川西さんと私を「会わせよう」という流れになったのだろう。昨日のセミナーの文脈から言えば、そこで「なぜ、二人は理論どおりにやれているのか」を掘り下げるべきだったように感じていた。感じていたのに、踏み込めなかった。そこが第一の反省点である。

これが、二つ目の反省点に繋がっている。

少なくない方から、会の終了後に「同じ『学び合い』でも、やり方はこうも違うのですね」と声をかけていただいた。「真逆のアプローチ」とおっしゃる方もいた。似ているという声と、違うという声がどちらも大きいのだから、面白い。鼎談でも「どこが違うのか」が話題になった。しかし、あそこで「同じ理論から出発したのに、なぜ違っていくのか」に突っ込んでいけなかった。

その前の講座で「know-how(どのように)ではなく、know-why(どうして)が大切」という話だったのだから。にも関わらず、その後の話が「どのように違う」で止まってしまい「なぜ違うのか」が浅いのでは、本末転倒だ。

 

それでも、参加者の方々にも助けられ、無事に終えることができた。ありがたいことである。人は一人では愚かで弱いのだ。

 

参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

また、一緒に登壇してくださった川西さん、足を引きずりつつ奔走してくださった南さん、いつも通りのきめ細やかさで支えてくださった今井さん、会場を提供してくださった教育同人社の森社長様、山口様に心より感謝申し上げます。