『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

怒りの次のエネルギー

昨日のエントリーには、Facebookでたくさんのコメントをいただいた。ガンダム好きが反応してしてくれたようだ。

昨日のエントリーに対するFacebookでの坂内さんのコメントを引用させていただく。

マジレスすると、シャアはアムロへの嫉妬と恨み、そしてマザコンのためにアクシズを地球に落とそうとしたのよね。

なるほどー。

一見するとシャアは、アースノイドを殲滅することで地球を救おうとしたようにも見える。しかしながら、何故にシャアはそこまで地球を愛するのか、その動機が謎だった。それよりも、坂内さんがいうように嫉妬や怨みといった「個人的な動機」の方が納得できる。ある種のルサンチマンによって突き動かされた経験が、私にもある。

私は以前、怒りをエネルギーにして仕事をしていた時期がある。子供たちを傷つける教育に、かつての私を退屈させ、今も変わらない授業に、震災によってどんどん退化していく学校に、苛つき焦り、その思いをぶつけるように仕事をした。私の怒りはそれなりに強大だったようで、その結果、大きな賞をいただくことにもなった。

でも、怒りは長く続かなかった。私は徐々に活力を失い、あるくだらない出来事をきっかけに怒りの虚しさを知った。怒りは人を傷つける。その傷はそっくりそのまま、私自身にも刻まれていたのだ。

それ以来、怒りをエネルギーにするのはやめた。それよりも、もっと明るく柔らかなエネルギーがいい。現在はエネルギー革命の真っ最中。まだ明確な答えは出せていないけれど、脱・怒りを進めた結果、非常に働きやすくなったのは感じる。怒りの次のエネルギーへと移行できた時、きっと新しい実践も生み出せることだろう。次の自分に期待したい。