たまには初心に帰って毒々しいことを(笑)
私から見れば、初任者も多くのベテランも授業や学級経営の腕に大した違いはない。様々な場で発信している若者も、多くは「何をやるか」で止まっている。私はこれを「授業の第1段階」と考えている。
ちなみに、現在ではこの「段階」を少し変えて考えているけど、それはまた別の機会に。
「何を身に付けるべきか」という授業のねらいを明確にして授業できている教員なんてほとんど見ない。ネタ集めに奔走している中堅世代は、まさに第1段階教員の典型的姿だ。
第1段階に留まっている中堅やベテランが、初任者よりも優れているのは2点だけ。持っているネタが多いこと。そして、一年の流れが把握できていること。
先日、初任者は2年目になると楽になる、と書いた。一番の理由は「一年の流れを経験した」ことにある。
4月には授業参観があるから、掲示できる作品が必要だ。5月は運動会があるから紅白を決めなくちゃ。6月末にはまた授業参観。7月にやり残しのテストやドリルがないように早めにやる。
そんなことが朧げながら見えているのが2年目。
多くの教員がバタバタするのが、実はこういう「何をやるか」レベル。授業参観前に「何を貼ります?」とワタワタ。私は年間を通して授業も掲示も考える。学年で合わせていないが、私の中では年間の掲示物なんて既に見通せてる。が、そういう人は少数派だ。
1年目より2年目が楽になるよ、というのは、同時に、それ以降の成長はそう簡単ではないよ、ということ。2年目の自分をもっと成長させられるか、それとも大した成長もなく留まるかは、自分次第である。
参考文献
初任者に限らず、若い先生にオススメします。