個人情報が絡むので詳しくは書けないけれど、昨日は何度も(ああ、良いクラスだなあ)と感じることがあった。もちろん課題もたくさんあるけれど、そんなことは当たり前。その課題についてはストレートに
「俺は不満だよ」
と伝えた。
「どうするかはみんな次第だけれど」
とちょっと嫌味も付け加えて。以前より柔らかく伝えられるようにはなったけれど、その分ウザさは上がっただろう。
それを差し引いてもやっぱり良いクラスである。きっと3月には、またまたまたまた極上の素敵なクラスになるんだろうなあ。いいなあ、俺も小学生としてこのクラスに居たいなあ。
以前、ある人に
「高橋先生のクラスのような素敵なクラスを作るには、どうすればいいんですか」
と聞かれたことがある。私は毎年良いクラスばかり担任させてもらっているだけなので、何と言えばいいか分からない。でも、一つだけ心がけていることがある。
クラス子供全員が、(私にとって都合の)良い子ばかりなはずがない。でも、集団として見た時に、一人一人が担う役割があるのだ。だから、個々を見過ぎず、クラス全体を見るようにしている。
個々の幸せを心から願うからこそ、個を見ずにクラス全体を見る。
これが分かると、クラスの輝きが増す。そしてその光がクラスの子供達一人一人を照らすのである。
私一人が全員を輝かせることはできない。月の裏側は暗い上に、地球からは見えないのだ。