時々、書かないと忘れてしまうので、しっかり書いておこう。
私の視力は、裸眼だと0.05くらいだ。他の人が見えているものも、見えない。それは、叱られても、責められてもどうしようもない。
同じように、私には見えているものが見えない人もいる場合がある。それは、仕方ないのだ。怒ることではない。イライラすることでもない。
私の息子は色覚異常を持っている。色の判別が少々苦手なようだ。でも、木に止まっているセミを見付けるのが早い。茶色の木に止まった茶色の蝉。色の違いは分かりにくいが、もしかしたら、明るさの違いには敏感なのかもしれない、と思っている。
きっとそういうことなのだ。私には見えないものを見ている人もいる。私が見ているものが見えない人もいる。どちらが上とか、どちらが正しいとか、そういう話ではないのだ。