『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

力量を高める

勤務校は2期制のため、今日から2学期開始であった。1時間目は始業式。2時間目はいきなり「10月までの漢字のまとめ」漢字50問テストをやった。結果は平均91点。秋休み明けのテストなので、まあ、こんなものだろう。今日の国語は漢字練習にして、テストを明日にすればもっと上がるのは分かっているけれど、この後のことを考えて、今はどんどん授業を進めておきたい時期だ。

 

放課後にこのテストの丸付け。その後、職員会議。明日の授業の準備をしていたら、市の事業に関わる話が教頭先生からあって、学年で軽く打ち合わせ。授業の準備を終えて、5時半に退勤した。

 

若い頃は、テストの平均点を90点にするのが目標だった。丸付けも遅く、何日も経ってから返却することが多かった。それが、いつの頃からか、平均90点は普通のことになったし、丸付けも直ぐにやれるようになった。他にも、指導案を書くのも、通知票を作成するのも、20代の頃よりは早くなった。中身もマシになったと思いたい。

 

それは凄い指導法を学んだわけでもないし、特別な仕事術を学んだわけでもない。何が変わったかというと、不遜な言い方だが、教員としての力量を高めることができたのだ。その力量とは、簡単に言えば「子供集団を見取る」力のこと。そして、集団の動きの先の先を予想し、導くこと。子供集団の動きが見えれば、教員が何をすべきで何はすべきでないかが分かってくる。

20代の頃は全く見えなかった。だから、効果のない指導や逆効果の指導に時間を割き、時間を無駄にしていた。それに気付けたのだから、無駄な時間もむだではなかった、と言いたいけれど、やっぱり無駄は無駄だ。

 

と言いつつ、中途半端な力量しか持っていない私は、今でも時々、帰りがめちゃくちゃ遅くなってしまう。まだまだ力量不足。まだまだ修行の日々である。