『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

教科書の意図を読み取る

私は凝り性で、色んなものを調べたり試したりするのが好きだ。今の髪型に変えたのも、整髪料やセットの方法を試すのが楽しいから、というのが理由の一つ。基本的にオタク気質なのだ。

 

教員になってからは、教材や指導法に関しても、色んなものを調べたり試したりした。とにもかくにも、浅く広く。『学び合い』に出会う前は、とにかく色んなものに手を出して、まとまりのない実践をしていたと思う。色々やっても、それなりに形になるなら良いが、パッチワークにもなっていない雑多な授業だった。頑張っているが、ただそれだけ。ある意味で「典型的な」熱心な若手だったと言えるだろう。

 

色々と試す中で、あれこれ手を出すのをやめた。指導に関しては、今は『学び合い』の理論でしか考えられなくなった。教材はもっぱら教科書中心。私の授業は、子供たちが教科書を学びの地図にして、相談しながら進んでいく、という感じ。教科書中心だから、私がゴチャゴチャ言わなくても子供たちは学べるのだと思っている。これを可能にするためには、ある程度、教科書の意図を理解して課題を設定する必要がある。例えば、国語の物語文なら、なぜこの物語なのか、なぜこの挿絵なのか、なんてことを考える。算数なら、なぜこの図なのか、なぜこの頭打ちなのかを考える。社会なら、なぜこの写真なのか、なぜこの図表なのかを考える。私は、全く新しい教材を作り出せるほどの知識や専門性はない。その代わり「教科書の意図を読み取る」ことに関しては、それなりに頭を使ってきた。オタク気質全開である。その一端は、何年か前に東京でみゆき会のセミナーを開いた時に話をさせてもらった。あれ、楽しかったなー。一部の参加者さんにはフィットしたけど、一部の参加者さんには不評だったなー。

 

『学び合い』の課題づくりのための、教科書教材解釈勉強会みたいなの、やってみたいな。と言いつつ、やっぱり自分で会を主催する気には、なかなかなれないんだけど。