『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

分かるようになると、分からなくなる

なまじ経験を積んでしまったせいで、昔はしなかった失敗をしてしまうことがある。

例えば、若い教員や子供達に

「この問題は、こうすれば解決するのに、どうしてやらないの?」

なんて言ってしまうことがある。私は過去に似たケースを経験しているから、恐れがない。でも、その経験がなければ、躊躇して当然だ。が、その立場にすぐには立てない。

「こうするのが正解なんだから、そうやらないあなたが悪い」

という、まるで見下すかのような態度。「正解」が分かるようになったために、分からない人の気持ちが、分からなくなってしまうのだ。こうして後悔したことが、何度もある。

 

何度もあるのに、今日もやってしまった。

悩んでいる子に対して、

「ああ、こういう時には、こうするんだよ。そんなことしちゃ駄目だよ。何でやらないの?」

といった態度を取ってしまった。

子供達は有能だ。私のその冷たさを敏感に感じ取り、そして、指摘してくれた。ああ、本当に情けない。

今日も謝ったけれど、明日、もう一度、ちゃんと謝らなくてはいけない。

本当にごめんなさい。