今日の放課後は、同僚の先生に1時間以上に渡って、『学び合い』の基礎についてレクチャー。来週から挑戦したいとのこと。最初の質問は
「課題はどんなものを出せばいいんですか?」
だったが、それには答えず
「その前に、ちょっと説明。課題を出す前に、話さなきゃいけないことがあるんです」
と、最初の語りから、順を追って説明をした。その後は、課題の話をちょっとしつつ、見取りの話へ。その先生は、視野がちょっと狭くなってしまっているように感じたので、少しアドバイス。
「私達は、クラス全員の先生であらねばならないはず。でも、一部だけの先生になりがちですよね」
なんて話をした。
話をしながら、私はここ数年で、個々の児童にアプローチする方法論に、どんどん興味がなくなっていることに気付いた。それが子供達にとっては、冷たいと感じられたり、もっと自分を分かって欲しいと寂しくさせたりする原因なのだろう。が、まだこのスタンスを、しばらく変えることはなさそうだ。
子供達に「人気の先生」にならなくていいから、それよりも、子供達が
「先生は冷たいよね」
「私達のこと、分かってくれてないよね」
と文句を言いながらも、額を寄せ合ってゴニョゴニョと学び合ってくれているほうがいい。
それが成り立つには、一定数以上の子供に、『学び合い』の効果を納得してもらう必要がある。納得を得ることと「人気取り」をすることとは違う。子供達におもねる必要はない。
と思っているが、最近の私は、ちょっとバランスが悪い。
もっと温かく居ていいのに、自分で自分を冷やしてしまっているなあ。