『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

『学び合い』で楽になる?

「学校の職場環境はブラックだ。教員の働き方改革が必要だ」

 

そんな報道が様々なメディアでなされている。私は最初、これを歓迎していた。この波に乗って、学校が少しでも働きやすくなって欲しい、見た目を整えるためではなく教育効果を高めるための仕事に労力を割けるようになって欲しい、と願っていた。そういう声もチラホラ聞くが、残念ながら、そういう方向には進んでいないようだ。

 

「教員の働き方改革」を「教員の手抜き」と捉え、「手抜きされたくない」と考えている人もいるようだ。今までの学校に価値を見出していた人は変化を嫌うという面もあるだろう。また、働き方改革に関する意見が様々過ぎて、中には「ただ単に、あなたが働きたくないからでしょ」と突っ込みたくなる意見もあるから、そう考える人が出るのかもしれない。

更には「今までの仕事振りを見て、学校の先生がそんなに頑張っていたようには見えない。むしろ、もっと頑張って欲しかったくらいなのに。今までよりも働く時間が短くなったら、まともな教育なんてできるの?」という辛辣な意見も聞いた。この意見は、教育の成果は長く働けば働くほど上がる、と考えている時点で間違いなのだけれど、でも、こういう意見に対して、

「いや、逆だ!働き方改革で教育効果が上がるのだ!」

と言い切れる人は、どれくらいいるだろうか。私は自信ないなー。

 

また、先日、知り合いから「『学び合い』は働き方改革に有効か」という趣旨の質問を受けた。「『学び合い』は」と主語が大きくなると私には答えようがない。答えられるのは、あくまで私個人の話である。

学校内に『学び合い』を実践したい!という人が増えると、私の仕事量は一時的に増える。授業について質問されることが増えるからだ。また、新たに『学び合い』に取り組む人も、『学び合い』はその場の思い付きで授業できないので、授業準備の時間は増えるかもしれない。ただ、長い目で見れば、話は変わってくる。私は、『学び合い』でやることを(心情面で)許してもらうために、あれこれ根回しをしている。それが必要なくなるくらいに『学び合い』が広まれば、私の仕事量は減るだろう。新たに『学び合い』に取り組んだ人も、軌道に乗れば、心理的に楽になり、仕事量が少なくなったと感じるかもしれない。

でも、楽をしたいから『学び合い』、というのはやめた方がいい。そのスタンスは子供達にバレる。

そして何より、『学び合い』は楽じゃない。