明日は卒業式である。3月に入ってからずっと休校だったので、練習はほとんどできていない。ほぼぶっつけ本番だ。
別に、見た目を立派に整えたいとは思わない。でも、なかなか見通しが立たない状況なので、焦る気持ちもある。
あれはどうしよう。
これはどうするんだ?
あとは何を考えればいいのか。。。
転勤してすぐの6年主任なので「例年」の様子も分からない。その上、誰もが初めての状況。ここ数日、ちょっとナーバスになっていた。ナーバスって単語、久しぶりに使ったな。
でも、ありがたいことに、そんな私の状況を察してくれる同僚がいて、声をかけてくれた。
大丈夫ですか。
そんな言葉で、ちょっと落ち着く。
ああ、大丈夫です。ちょっと明日のことを考えると、落ち着かなくて。
と言っているそばから、少しずつ落ち着いてくる。そして、気付く。ずっと「卒業式は練習し過ぎ!」って思っていたじゃないか。この「ぶっつけ本番卒業式」なんてなかなか試せない、最高に楽しい状況じゃないか。私がイライラしていたら、子供たちにとって良い式になんてならない。式前の練習時間は25分くらい。それで何とかするって、ワクワクするよね!
そして何より、明日は子供たちが登校するのだ。この学校が学校じゃない状態に飽き飽きしているのだから、まずはその幸せを味わおうと思う。
さて、明日の卒業式は泣けるだろうか。
過去の卒業式は1勝7敗。泣けたら勝ちである。私は泣きたいのだ。でも、なかなか泣けないんだよなー。