今日、こんな話を同僚に話した。
子供たちに「起立」と指示を出す時、何のために立つのか、そのねらいによって声の出し方変えて欲しい。
これから元気に音読をするよ!という時の「起立」なら、高めのトーンで、上へと昇っていくようなイメージ。私は、上げる言い方、と呼んでいる。上げる時には、口内の奥を響かせる。
これから落ち着いて整列するよ。という時の「起立」なら、声のトーンも落ち着かせる。落ち着かせる言い方は、胸の辺りを響かせ、ちょっとダンディなイメージ。
静かにして欲しい時も、響きを使い分けるだけでかなり違う。胸を響かせて、やや大きめの声量で「話をやめなさい」というと、ピタリと話が止まる時がある。ただし、頻繁に使うと効果が薄れるけれど。
どんな時にどんな言い方が効果的なのかは、教員のパーソナリティと密接に関わっているので、自分で試行錯誤するしかない。でも、20代のうちに色々試せば、30代になってから、無意識に使いこなせると思う。
こんな面倒臭い話を聞かされる同僚に、申し訳なく感じる。ごめんね。
ただし、この手の話は、誰にでもするわけではない。出来そうな人にしかしない。