『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

早過ぎるのが常

私の予想では、今年は、標準時数を満たしているかどうかを厳密に問われないと考えている。文科も「数年かけて取り戻す」とか言っているくらいだし、水泳なしとか調理実習なしとか、こういう状況なのだから。昨年度のように時数よりも「その内容を学んだかどうか」が重要になるんじゃないだろうか。習得主義とまではいかないだろうけど。というか、なって欲しいという私の願望か。

本当にそうなったら、この本が絶対に役に立つ。

時数を節約しつつ、子供たちの学びを最大化し、更には、書き残すことで「話し合わない言語活動」が可能になる。書いたものを読み合い、コメントを送れば、対話的な学びにもつながる!その上、レポートの書き方が身に付けば、第2波が来た時に非常に役に立つ。

自分達で書いておいて言うのも恥ずかしいが、いや、自分達で書いたからこそ、良く分かる。この本は、日本中の教務主任が読んでおいて損はない内容だ。あなたが教務主任なら、絶対にお勧めする。この本を出した時に「国語で学習した作文の書き方を、総合の時間に使うなんてことは、よく行われていること。珍しくない」というような感想をもらったこともある。そうじゃないんだなあ。国語でも算数でも社会でも理科でも図工でも体育でも使うから時数の遣り繰りが可能になるんだよね。

坂内さんがこの仕組みを考えたのは、15年くらい前なのかな!?。早い!そして、みゆき会でこの本を出したのが、2016年。ちょっと早過ぎたかな。まあ、あの時期にこの本を出版してくれたのだから、さすがです、学事出版。

 

そして、時数に関わらず「その内容を学んだか」が重視されるようになったら、またまた手前味噌だが、この本も役に立つだろうと思う。

休校期間中にも関わらず、学校が時間割を指定したり、時間割作成を求めたりする学校が多くてTwitterが賑わっていた。息子の学校からも詳細な時間割が渡された。先生方、お疲れ様でした。人が学ぶには、時間割が必要。そういう思い込みってやっぱり強いのだな。学校生活でずっと時間割に追われていたら、そう思ってしまっても仕方ないだろう。私だって普段は時間割を作って授業を進めているもの。時間割が要らない状態にまでなるには(いや、本当は、最初から要らないんだと思っているけれど)、時間がかかるし、最近は学年や学校で『学び合い』を進めることを優先しているので、流動型は部分的にしか行っていない。そういう意味で、この本も早過ぎなのだ。世の中のニーズとズレている。けれど、時間割に関係なく学べるクラスがあるのだと知ってもらうだけでも、あなたの授業は変わると思う。

もし、文科が「標準時数を満たしていなくても、学ぶべき内容をちゃんと学べていればいいよ」としてくれたら、今年度の終わりには、流動型『学び合い』になっていく予定。

でもね、流動型で最も大切なのは、時間割が流動的なことじゃなくて、関係性が流動的であることなんです。これが難しいんですけどね。