『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

成長に寄与しない学校

以前、石川さんが、授業づくりネットワーク誌No.30『授業記録を読もう!書こう!』の中でこんなことを書いていた。

小島先生の深追いしないスタンスは男の子のすごしやすさにある程度つながっているが、学びやすさにはつながっていないように見える。

※小島先生とは、石川さんが参観した授業の授業者の方。私も何度もお会いしているが、若いが素晴らしい先生である。この後も、この指摘を受けて、すぐに指導を改善している。

この言葉によって得られた「子供のすごしやすさと学びやすさは、必ずしも一致しない」という気付きが、私の学級経営に与えた影響は大きい。子供たちは安心感の中でこそ伸びる。子供主体。子供のために。そう考えると「過ごしやすさ」「居心地の良さ」を大切にしよう!と思いがちだ。しかし、それが子供たちの学びに直結するわけではない。なるほど、そうだ。経験的に納得できる。にも関わらず、子供たちの過ごしやすさや居心地の良さを第一に考え、それが子供たちの学びにつながっているのかを忘れてしまいがちだ。「楽しく学んで、しっかり伸びる」クラスにしたいと思っているのに、「楽しく」ばかり考えちゃうんだよなあ。

そうなる原因はどこにあるのだろう。

「子供が好きだ」「子供が可愛い」というのが、一つあると思う。だから、楽しませてあげたい!でも、そこで止まってしまう。

もう一つは、「怯え」だ。保護者からのクレーム、管理職の評価、同僚との比較。そういうものに怯える心が「顧客満足度」優先の思考を生む。満足度のためには、成長よりも楽しさ!と知らず知らずに流されていく。そう言えば過去に、「子供たちの満足度を上げるために、ディズニーランドに学ぶべきだ」と発言した管理職が居たな。その時は「何を馬鹿なことを言っているんだろう」と思ったが、でも、私にも満足度を気にする気持ちはゼロじゃない。ちなみに、そういうことを言う管理職ほど学力テストの点数を気にするように見える。

 

結果として、子供たちの成長に寄与しない学校、学級ができていく。そんな学校に存在価値はあるのだろうか。そんな学校は今後、どうなっていくのだろうか。