『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

誰かに期待し過ぎずに

多くの教員が同じような不満を述べる。管理職がちゃんと仕事をしていない。行政は現場を分かっていない。保護者は学校に任せ過ぎだ。子供たちが様々な問題を抱えている時代になった。分かる。私も感じる。

多くの上に立つ人も、教員に不満を述べる。人材が足りない。能力が足りない。向上心が足りない。努力が足りない。私は管理職ではないけれど、そう言いたくなる気持ちは、想像がつく。

多分、どれも正しいのだ。誰しも完璧ではないから、いくらでも不満は出てくるだろう。

 

けれど、どんなに不満を述べても、それで状況が改善されるわけではない。もしも私が

「上が駄目なんだよ。何も分かってない」

と言った時、この言葉が正解なら、駄目な“上”に状況を改善する力はないし、この言葉が不正解なら、駄目なのは私自身であり、その反省がない限り成長も改善もない。不満は何も生み出さない。

私も弱い人間なので、もちろん不満を持つことも、それを吐露することもある。でも、そこで終わらず、一歩踏み出して、

「ここから良くしていきましょう。みんなでやりましょう。みんなでやれば、できますよ!」

と前に進められる人に、私はなりたい。

そもそも、皆、人に期待し過ぎだ。もしも上に不満があるなら、自分が上の立場になるか、今の立場でやれることをやって、状況を変えればいい。それに、下にあれこれ言い過ぎる管理職は決まって言われている。

「だったら、自分でやればいいのに」

と。やったらやったで、邪魔だと言われるんだけど。

不満は多分、自分の理想や期待との差異から生まれているのだろう。あくまで私の主観だけれど、皆さんは誰かが自分を助けてくれるのを待っているように見える。でも、誰かが自分の仕事を楽にしてくれることなんてないのだ。それは『学び合い』の授業で、誰かが教えてくれるのを待ってじっと座っている子に似ている。どこかの誰かが助けてくれるなんて、都合のいい期待をせずに、まずは自分から動く。周囲を巻き込んでいく。そうすると状況が好転して、周りも自分も楽しく楽になっていく。『学び合い』でやっていると、この仕組みがよくわかる。西川先生から理論を学び、かつての教え子たちが実際にやってみせてくれた、ホモ・サピエンスの生存戦略である。