『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

教員が得をさせてしまう

現在、「みんなのオンライン職員室」さんで5回連続の講座を担当させていただいています。

みんなのオンライン職員室

内容を簡単に言うと、「2000年代に起きた学級崩壊と、最近増えている学級崩壊では、原因が異なるんじゃないかな。私は現状を、教員が無意識のうちにスクールカーストを強化し、子供たちの間で下克上の争いが起きている状態と分析してますよ」という話です。

 

なぜ教員は、スクールカーストを強化してしまうのでしょう。SNS上で教員を名乗る人々の様子を見ていると、よく分かります。真面目な教員の中には「やんちゃな人に弱い人」が一定数いるのです。強気な態度や発言に弱い。言葉は悪いですが、媚を売る様子を頻繁に見ます。強気な人も、自分の“仲間”には態度を変える。

SNSでも教室でも同じなんですね。「口の悪い人」「態度の悪い人」が「自分の言うことを聞く」「自分には素直」なことを喜ぶ。だから、教員がそういう人に得をさせてしまう。故に、子供たちの中に、そういう行動が増える。で、学級が一気に荒れていく。数年前までは学級経営に困っていなかったつもりなのに、今年は急に荒れた。ここ数年苦しい。そういう人はもしかすると、スクールカースを強化してしまっていたり、前年度までに強固なスクールカーストが作られていて崩せていなかったりするのかもしれません。

5年か10年後ぐらいには、収集がつかないくらい問題が大きくなると踏んでいます。そうなる前にみんな気付いて!と思って発信しているのですが…、正直、難しいでしょう。現状では、オピニオンリーダー的な人こそが「あいつらは俺の言うことは聞くんだ」を味わっているところですから。

 

というわけで、私はイノベーター仲間を増やすことを目指して、活動していきます。