実際と想像
授業の話をする時に、話が噛み合わない人がいます。
悪い人ではないのに、なんだか話が空中分解して、着地点が見えないのです。
で、そういう人は「想像の中の授業」の話をしていることが多くあります。
本当にそういう授業をしているわけではなく、「なんとなくこんな風な授業が出来たら素敵だよね」というイメージを語っているのです。
こっちは実際にやっている授業について語っているので、そこに大きな溝が生じて、話が噛み合わないのです。
逆に、わたしの『学び合い』の授業も、「実際には無理でしょう。想像の中の授業でしょう。」と受け取っている方がいらっしゃるかもしれない。そう気付きました。
BlogやSNSでの発信だと、さすがに“作り話”は書かないまでも、針小棒大に話を盛ることは可能ですから。
となると、1学期に2回、4名の方に授業を公開したのは良いことだったなあと思います。別に「高橋の話なんてどうせ嘘だろ」と思われたくないのではなく、悪い面に目をつぶらずに正直になって実践をふり返るのに「実際に、人に見せた」というのは大きいなと思うのです。
授業の話をするなら、「実際」を大切にしたいですよね。「想像」の授業なら、誰でもスーパーな授業が可能ですから。