『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

「人」こそが最強

12年前、福島県新地町の学校に勤めていた時に、国から補助を受けての町の事業として「一人1台iPad &Wi-Fi完備」の環境で授業を行っていた。全国的にも非常に先進的な取り組みで、かなりのお金も絡んでいたのだろう。ガチで色々と試した。町全体で大々的な研究発表もした。お国の方々やApple Japanの方々、これから教育村にICT機器を売り込もうとする企業の方々にも、結構な頻度で授業を見てもらった。

その結果、私が出した結論は「結局は人が最強」ということ。子供達が主体的に学び方を選択できる環境では、たとえ様々なコンテンツを用意しても、子供達は「学び合う」という方法を選ぶ頻度が圧倒的に高いのだ。ICT機器も、教科書も、辞書も、参考書も、ノートも、黒板も、ホワイトボードも「あれば便利だし使うけれど、なくても困らない」のである。けれど、「人」はないと困る。それほど、学び合う衝動は強力なのだろう。

もちろん、この時に私が出した結論は、間違えている可能性がある。だから、GIGA以降、私の認識を変えてくれるような発信を探しているが、今のところ琴線に触れるようなものは見当たらないなあ。