『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

読解

「読解力って何だろう」とずっと考えています。
で、下のようなことを思い出しました。これが読解力を測るものだと考えているわけではありませんが、まあとりあえず、下の文を読んでみてください。

 

① Aという事象が、世の中にどれほど存在すると言えるのでしょうか。

② Bという事象が、世の中のどこに存在すると言えるのでしょうか。

①の文では、Aは数は存在するけれど、多くはないと述べています。でも、②の場合、Bは存在しないと言っています。ごく単純に言えば、Aはあるけど、Bはない。
この違い分かりますよねえ?

 

では、この文はどうでしょう。

③ Cが、この問題の元凶となっている。

④ Dは、この問題の元凶とされてしまっている。

③の文では、Cは何某かの問題を引き起こしていると述べられています。けれど、④の文では、「本当は、Dは悪くないのに」という気持ちが透けて見えます。このニュアンス、伝わりますでしょうか。

 

こういう違いが分かる・分からないって、いったいどこで分かれるのでしょうね。
こういうのは、読解力に入るのでしょうか。読解力ってなんだ!?よく分かりません。