読解
「読解力って何だろう」とずっと考えています。
で、下のようなことを思い出しました。これが読解力を測るものだと考えているわけではありませんが、まあとりあえず、下の文を読んでみてください。
① Aという事象が、世の中にどれほど存在すると言えるのでしょうか。
② Bという事象が、世の中のどこに存在すると言えるのでしょうか。
①の文では、Aは数は存在するけれど、多くはないと述べています。でも、②の場合、Bは存在しないと言っています。ごく単純に言えば、Aはあるけど、Bはない。
この違い分かりますよねえ?
では、この文はどうでしょう。
③ Cが、この問題の元凶となっている。
④ Dは、この問題の元凶とされてしまっている。
③の文では、Cは何某かの問題を引き起こしていると述べられています。けれど、④の文では、「本当は、Dは悪くないのに」という気持ちが透けて見えます。このニュアンス、伝わりますでしょうか。
こういう違いが分かる・分からないって、いったいどこで分かれるのでしょうね。
こういうのは、読解力に入るのでしょうか。読解力ってなんだ!?よく分かりません。