『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

発信のあれこれ

教室内の差別構造

スクール・カーストという言葉は問題点をボヤかすように感じるので「教室内の差別構造」という言葉を使うことにする。 教室内の差別構造は、どうやって作られるのか。誰が何のために作るのか。それをここ数年、考え続けてきた。 教室内の差別構造を作る教員…

原稿を書くための下書き的な殴り書き

普段の授業に四苦八苦していた先生が、ネットで情報を集め、本を読み、教材研究をして授業をする。発問も練った。板書もきれいに書けた。子供達はたくさん発表したし、「楽しかった」と言ってくれた。テストの点数も上がった。仕事が楽しくなってきた。先生…

自分の輪郭を意識する

今朝は「みん職」さんのご依頼により、『学び合い』について、クローズドな場でお話をさせていただいた。オンラインゼミというのかな。非常に楽しかったけれど、こういう場ではどうしても喋り過ぎてしまう。もう少し余白のある話をする方が、聞きやすい方が…

10月のセミナー

24日の午前中、越後『学び合い』の会で使用するスライドが一応完成しました。国語科「読むこと」の実践について話します。単元を通して発問なし、板書三行、単元進行表もなし。でも、モリモリ読む。まだ、本にも雑誌にも書いていない実践です。削れる物はま…

ポジティブな話もしたい

Twitterは、ネガティブな話の方が反響が大きめ。バズったというほどじゃないけれど。 今の学校は、若者が未熟であることを許してもらえなくなった。そして、成長を待ってもらえなくなった。心優しい周囲の人々も、若者に卒なくこなすことを促す。その優しさ…

みん職フォーラムとアンテナと対談

昨日は「みん職フォーラム」でお話をさせていただきました。オンラインでのイベントです。 みんなのオンライン職員室 on Twitter: "みん職フォーラム2020 講座紹介〜ダイジェスト版〜 詳細・申込みはこちら‍♀️ https://t.co/dW1QpY6ltz" Skypeやzoomを使った…

ホッとしているが、次へ

今日が、単著の本当の発売日らしい。小学館さんのサイトにもそう書かれている。 流動型『学び合い』の授業づくり | 小学館 小学館さんが「試し読み」を用意してくださった。中身を見てから買うかどうか決めたい!という方は、こちらをご覧いただきたい。 「…

美しいストーリー

尊敬する岩瀬さんから「自分の実践をまとめる時、美しく整え過ぎてはいけない」という趣旨の話を何度か聞いたことがある。成果の面にばかり光を当て、課題には触れない。偶然上手くいったことを、あたかも必然的にそうなったかのように論じる。たった一度の…

札幌セミナー終了

今年の「これからの教育を考えるセミナー」が終了した。みゆき会での「反省会」を終え、空港に向かう電車内も、空港でも、飛行機でも、帰宅後も、ずっと「反省」を続けている。 今年の私は「中途半端」だった。 初日は時間が足りなくなってしまった。私個人…

完全なオリジナルなんてないけれど

何気なく呟いたTweetに、予想以上の反応をいただきました。 やっぱりな。実力よりも発信力が上回ってしまった時、実力を上げるか、「物真似」に走るか、で道が分かれるんだな。人の振り見て我が振り直せ。もっと発信力を上げたいと思っている私だけれど、ま…

三行

Twitterで、「三行教育技術」という企画(?)が行われています。私もいくつか投稿してみました。 先輩に教わった算数授業導入の技1.前時にやった問題を出して、すぐに答え合わせ。2.本時の問題を出して、「どこが違う?」と聞く。3.「じゃあ、今日はそこを…

広めたいのには、訳がある

私は、『学び合い』を広めたいと考えている。それは、私が少しでも「楽」になるためだ。 私は昨日、ある子の姿を見て、涙が止まらなくなった。『学び合い』の考え方をより多くの人に理解してもらえれば、あんなに苦しそうな子を見ずに済むのに。 私のクラス…

相馬地方断水

台風19号により大きな被害を受けた方々に、心よりお見舞い申し上げます。 私がかつて勤務した地域も大きな被害を受け、その上、断水が続いているそうです。この連休には来春出版予定の本の校正を行なっていました。その本に出てくる子供達や同僚が皆住んでい…

函館から帰ってきました。

2回目となる「函館『学び合い』の会」が終わった。帰りの新幹線では書ききれず、帰宅後にこれを書いている。 今回は、いつになく迷いながらの発表だった。直前まで、何度もスライドを変更した。iPhoneのKeynoteが固まって、普段は持ってこないパソコンを持…

『学び合い』で学ぶみんなに届けたい

今、今年中に出るか出ないか分からない書籍の企画が一つ進んでいるのだが、それが形になったら、次に取り掛かりたい思っているモノがある。それは「『学び合い』で学ぶ人たちへ、語りかける本」だ。教員向けではない。『学び合い』の授業で学んでいる小学生…

今日と明日は『学び合い』仙台の会です。

偶然なのだろうか。それとも、必然なのだろうか。ここ数年、ほぼ同じ構図と闘っている。今年も同様だ。 子供達が悪いわけではない。でも、その中で身を守る中で傷付けあっている。その結果、不信感や恨みを抱いている子もいるだろう。 その構図には4月の段階…

『学び合い』仙台の会まで2週間です!

『学び合い』仙台の会まであと2週間となりました。私の発表準備は一応終わりました。今回の発表は、今まで外ではほとんど話していないことが中心。授業の話ではなく、その先の話です。私自身も答えが出ていないレベルの話。皆さんと共に語り合い、少しでも…

今から楽しみです!

6月に仙台でのセミナーに登壇します。 仙台『学び合い』の会~コラボノチカラ2019~ 2019年6月15日〜2019年6月16日(宮城県) - こくちーずプロ(告知'sプロ) 主催者能力ゼロの私のために、藤原さんがわざわざ函館から出張ってくださる会です。持つべきは、…

「教育技術」誌に拙稿を掲載していただきました

小学館の「小一、小ニ教育技術」誌に拙稿を掲載していただきました。ありがとうございます。 教育技術 小一・小ニ 2019年 05 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2019/04/15 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 中身は『学び合い』の基本…

待っています!

4月から教員になる皆さん、おめでとうございます。教職は大変です。が、楽しい!ただし、それ相応の力がつけば、です。 今はその力がないかもしれません。いや、きっとありません。ですから、まずは最初の1年間を生き延びてください。初任者が苦しむのは、教…

「授業づくりネットワーク」誌に拙稿を掲載していただきました。

授業づくりネットワークNo.32「学び手中心の授業の始め方」号に拙稿を掲載していただきました。私の授業開きから、その後の1年間の授業の流れをご紹介しています。 誌面と筆力の関係で全てを詳しく書けたわけではありませんが、『学び合い』による授業の1年…

感謝と反省

昨日は、教育同人社さんに於いて開催されたセミナーに登壇した。 昨年の中頃から、『学び合い』の会で川西さんのお名前を伺うことが何度もあった。その中には「高橋と川西さんがやっているのことは、とても似ている」というものも多かった。そういう声が複数…

これからは教材研究や課題づくりについて発信してみようかな、と思っています。

私は『学び合い』の教材研究や課題づくりに関する発信をほとんどしてきませんでした。少し前に「単元進行表」をブログにアップしたことがあります。その結果、「私も単元の『学び合い』をやってみたんですけれど、うまくいかないんです。どうすればいいです…

仙台の会

まだ先の話ではありすが… 仙台『学び合い』の会~コラボノチカラ2019~ 2019年6月15日〜2019年6月16日(宮城県) - こくちーずプロ(告知'sプロ) 6月に仙台で『学び合い』の会を開催します。絶対に面白い会になります。新年度がスタートしないとなかなか予…

発表準備

来週末は札幌にお伺いする。それ用のスライドは一応完成し、夜中にコツコツと見直し中。いくら直しても後から後から浮かんできて、話すことがまとまらない。初日は45分、2日目は30分。とりあえず時間だけはキッチリと守りたい。 同時進行で、東京での「二人…

準備一応完了

来月9日の札幌でのセミナーに向けて、スライドを作成しました。本当はひと月前には作っておいて、少しずつ磨いていきたかったのですが、遅くなってしまいました。 今回は、私の「懺悔」の話です。 堀さんのセミナーに呼んでいただくのは3回目ですが、毎回、…

地続きの場

土日は、組合の学習会を主催した。参加者が12名ほどの小さな会だけれど、私にとっては非常に充実したものになった。参加者の方々も、それなりに満足してくれていたら嬉しい。皆さん大人なので「楽しかったです」「また来たいです」と言ってくれる。それが…

拡散力

先週のTweetが伸びていて、びっくりしました。 日本中の先生にお願いです。冬休み明け、お願いですから「全ての子がお年玉をもらえた」「映画や買い物に連れて行ってもらえた」「家でテレビを見た」という前提で話をしないであげてくださいね。「そうじゃな…

実践の全体像

みゆき会の共著である 子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント をご購入くださった方はお気づきでしょうか。この本には所々で「書けない子のレポート」が出てきます。例えば、6ページにチラッと出ているのは、みゆき会の誰かのク…