『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

教員はなかなか濃淡に気付かないのだろう

少し前から「教員は、一部の『気になる子』ばかり気にしてはいけない。まじめにコツコツとやる子も見るべきだ」という主張をしてきた。 私の目には、学校は、一部の子への特別な手立てを気にするあまり、他の子へはマイナスの影響を及ぼしているように見える…

怒りとガス抜き

『学び合い』(二重括弧の学び合い)に対する典型的な誤解の一つが、「分かる子が分からない子に教える」授業だということ。そういう場面“も”ありますが、子供たちの多様な関わりの一場面に過ぎません。失礼な言い方ですが「え?その程度しか見えないの?」…

失敗しかないのだ

金曜日、後悔する指導をしてしまった。 とある活動中に、ある子の行動に対して、大声で笑っている二人がいた。その二人は、悪意を込めて笑っているわけではないのは感じる。放っておっくという選択肢もあった。しかし、私は「笑われている子」の様子を見なが…

「大人になれなかった弟たちに……」の授業から。

勤務校は教科担任制である。私は高学年の国語の他に、中学校1クラスでも国語を担当している。 中学校で授業をするのは初めてのため、そこそこ苦労している。というのは、授業の準備に時間がかかる。ほとんどの教材が初めてだからね。でも、面白い。 今は、「…

違い

以前は、崩壊した学級を引き継ぐと、子供たちは教員のことが嫌いだった。元担任を口汚く罵る子供たちを止めたり、嗜めたりすることも多かった。 しかし、最近は違う。崩壊したクラスを引き継いでも、子供たちは教員のことが好きな場合が多い。元担任に会うと…

知らない方が幸せなのかもしれない

私は『学び合い』による授業に取り組んでいる。『学び合い』とは、「一人も見捨てなくない」という教員の願いを実現するために、人間の衝動を利用して集団をゆるやかに動かすための理論だ(と、私は考えている)。 『学び合い』の理論による授業で典型的な形…

2010年と比べれば

『学び合い』に対する批判を読む度に、西川先生のこのお話を思い出す。 2010-02-01 - 西川純のメモ 私は、2010年に『学び合い』による授業を始めた。それから数年間は、全く知らない人から攻撃されることも少なくなかった。私のブログに「酷いコメント」を書…

今、やらないと。

公務員を退職し、私立校へと転職して間もなく4か月になる。新しい勤務校は、小学校も教科担任制であり、小・ 中の連携として中学校の国語も担当している。 福島県と宮城県、公立と私立、小学校と中学校。 多くの教員よりは、ちょっとだけ多様な経験ができて…

「人は意外と早く成長するものだから」

ある子「わたしね、○君がみんなに誘われても勉強できなかった気持ちが分かるんだよね」 わたし「へー、そうなんだ」 ある子「多分、捻くれているというか、プライドがあるというか、誘われても『別にやらなくていいよ』って思っちゃったんじゃないかな」 わ…

追い立てられている

学校に余裕が無さ過ぎる。いつも何かに追い立てられるように仕事をしている。 そう感じている教員も多いだろう。そういう私も、何だか焦りながら仕事をしている感覚を、ここ数年はずっと抱いている。何年も前に、授業の評価は相対評価から絶対評価になったけ…

学び合うということ

人に教えるのが嫌いだ。自分の実践について「教えてください」と言われると、ちょっと身構えてしまう。以前は、人に伝えるのが下手なのだと思っていた。でも、だんだんと分かってきた。別に、上手い下手の問題ではなく、嫌いなのだ。教えることは、教えられ…

切った尻尾は戻らない

架空の話である。 A先生が勤める学校では、産休に入った先生の後補充が決まらず、学級担任が一人足りない状況が続いていた。7学年が担任代わりとなっていたが、なかなか大変な状況であった。 しかし、やっと講師の先生が見つかり、一安心。と思ったのも束の…

誰かに期待し過ぎずに

多くの教員が同じような不満を述べる。管理職がちゃんと仕事をしていない。行政は現場を分かっていない。保護者は学校に任せ過ぎだ。子供たちが様々な問題を抱えている時代になった。分かる。私も感じる。 多くの上に立つ人も、教員に不満を述べる。人材が足…

めちゃ美味いんですよ!

会津山塩。温泉から作られるんだそうです。 これが美味い! おすすめは、ハーゲンダッツのバニラにかけて食べる。塩バニラですな。 でもね、もっと美味しいの発見しちゃったんです。それは、雪見だいふくに会津山塩。ホントに美味い! 本当は、これで会津牛…

できるんだって、示して欲しいんだよ。

今日、子供たちに語ったこと。 多くの先生は「クラスの子供たちに任せても、ちゃんとやれない」って思っているんだよ。今日のみんなの授業のように「漢字テストに向けて、勉強してね。任せるよ」なんて言っても、おしゃべりしたり、遊んだり、勉強したとして…

「構って欲しい」のだろうか

目立った行動を取る子に対して 「あの子は、構って欲しいんだよね。」 と評する声をよく聞く。教員の気を引きたいから、教員の働きかけを期待しているから、大声を出したり、立ち歩いたり、トラブルを起こしたりするのだ。そういう意味合いだろう。 果たして…

いるからこそ

『学び合い』を実践して、おそらく12年目くらいだと思うが、毎年のように感じるのが、「やっぱり『学び合い』が合わない子はいるよね」ということだ。 『学び合い』に違和感を抱く方からもよく、 「あなたのクラスには『学び合い』が嫌だという子はいないの…

そろそろ再開します。

3月末で公立小学校教員を退職し、4月から私立校の教員へと転職しました。 とりあえず、新しい仕事が落ち着くまでは発信を控えていたのですが、そろそろ再開したいと思います。 私立だからといって、私の何かが急に変わったわけでもなく、今までと同じよう…

初出勤

長い間、片道30キロとか50キロとか、長ーーい距離を通勤してきました。時間で言えば、最大で片道80分!あの時は担任兼教務主任だったので、本当にキツかった…。今日からはその十分の一くらいの通勤時間です。 新しい場所での初出勤。 予想のつかないことが…

いよいよ退職です。

離任式の挨拶、迷いに迷いましたが、こんなことを話しました。「私はこの3月で、一度学校の先生を辞めて、○○いうところで働くことにしました。なぜかというと、私には日本一の○○をつくるという夢があるからです。夢だけでは生きていけないけれど、夢のない…

反語

都市部では随分前から起きていたことだろうけれど、今後は、地方でも教員の平均年齢がどんどん下がっていくだろう。簡単に言えば、経験年数が少ない教員が増えていくわけだ。 それに伴い 「上の世代が持つ技術を、次世代へどう継承していくのかが問題だ」 と…

丸付けには専用インク

使っている人も多いと思われるPULATINUMのソフトペン。 プラチナ万年筆 ソフトペン 採点ペン 透明軸 カートリッジ式 STB-800Aパック 発売日: 2020/07/07 メディア: オフィス用品 プラチナ万年筆 採点ペン ソフトペン レッド SN-800Cパック#75 メディア: オフ…

指導はエスカレートしていく。

指導は、段々とエスカレートしていく。そういう定めにあると思うようにしている。 例えば、“叱る”指導。最初は「一発怒鳴ると静かになる」クラスでも、何度も繰り返すうちに担任の怒鳴り声に慣れてくる。どんどん怒鳴り声を大きく、長くしていく必要が生まれ…

10年前の話

10年前の私は、この時間だと、職場を出て、家に向けて車を走らせていた頃だろうか。 いつも通勤に使っていた県道は完全に津波に流された。国道も所々で、瓦礫にふさがれたり、陥没したりしていて通行止め。崖崩れや陥没を避けながら、山道を走った。田んぼの…

これを全部やってみる、というパワー

鈴木優太さんの単著、拝読しました。単純に「面白い」!!これはちょっと試してみたいな!から、ここまでやるか!?まで、面白さ満載の55種類です。 教室ギア55―子どもの「やりたい! 」をくすぐるアイテム 作者:鈴木優太 発売日: 2021/03/04 メディア: 単行…

親としての目

私は教員だが、家に帰れば親である。時々、「もし、我が子にこの指導をされているのを目の当たりにしたら、どう思うだろうか」 と自問自答するようにしている。 自分の指導をこの視点で振り返ると、反省すべき点が多々見つかる。我が子がこんなことを言われ…

揃える、ということ

20代のころは、学年で“揃える”ことの意味を理解していなかった。あれは、主任が私を守ってくれていたのだ。 30代は単学級でほとんどを過ごしたから、学年で揃える必要がなくて気楽だったが、その分、学校で揃えることが煩わしくて、反発する気持ちがあった。…

年度末は難しい

3月は意外とクラスが落ち着かないものだ。 教員は終わりが見えてきてちょっと気が抜ける時期だろう。でも、子供たちにとっては違う。進級や進学への不安、クラス替えへの不安がある。 仲良しのあの子と離れるかもな。 次はどんな先生だろう。 色々と不安材…

全ては私が悪いのだ

いつの話かは書かない。プライバシーに配慮するので、全てが事実ではないが、全くの嘘でもない話として読んで欲しい。 授業中、遠くから怒鳴り声が聞こえた。気になって見てみると、怒鳴られているのは、特別支援学級の子だ。怒鳴っているのは交流学級の担任…

そんなもんですよ。

教員ではないAさんという方が、私の授業を見て、気に入ってくださったことがある。Aさんは褒めてくださったが、私は 「いやいや、私の授業が大したことないのは、私自身がよく分かっています。だから、毎年、授業を変えるんです。同じ授業はしません」 とい…