『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

怒りの資格

自分の無能さに気付いていない頃、すなわち若い頃は、よく怒りで他者を断罪していた。恥ずかしい限りだ。 今は、自分の無能さが分かってきた。私に人を怒る資格があるだろうか。そう考えると、怒りの矛先が自分に向くことが増える。 それでも時々、どうしよ…

理解できるが、納得してもらえない

『学び合い』の理論に出会って良かった点の一つに、「ちゃんと理由が分かるようになった」ということがある。学校には、私から見ると 「いや、それはダメでしょう」 と言いたくなるような指導がちょくちょく蔓延っている。以前は感覚的に「ダメ」と思うだけ…

『学び合い』的な音読

先日、国語の時間に、いわゆる「一文交代読み」を行った。その姿が、実に『学び合い』だなあと思った。子供たちの中には、当たり前だけれど音読の苦手な子もいる。しかも、新しい単元に入って初めての音読である。つっかかってしまう子がいて当然だ。でも、…

すぐに忘れる

小学校は、学級担任と担任以外とでは、全く別の仕事だと思っている。私は少しだけ担任を離れた時期(教務主任で理科専科)があるのだが、その時に強く感じた。 学級担任は大変だ。教務主任の仕事は、質的に“難しい”ものも多かったけれど、量としては、人間の…

正解が正しいとは限らないのだ。

今の私を見ていただければ想像が着くだろうけれど、私は本当に駄目な初任者だった。朝から子供と遊び、放課後は部活の指導。授業は、試行錯誤と言うより行き当たりばったり。学級経営もグダグダ。周囲にも迷惑をかけてばかり。酷い奴だった。あの時の5年2組…

10月のセミナー

24日の午前中、越後『学び合い』の会で使用するスライドが一応完成しました。国語科「読むこと」の実践について話します。単元を通して発問なし、板書三行、単元進行表もなし。でも、モリモリ読む。まだ、本にも雑誌にも書いていない実践です。削れる物はま…

自慢

勤務地は二期制。5月下旬に学校が再開し、金曜日で1学期が終わった。 7月には「密を避けるため」と言い訳をして、3日連続の研究授業を行った。本心は、自己満足のため。楽しかったし、期待通り、子供たちの動きには磨きがかかった。 その後も、クラスは育っ…

2年生の『学び合い』

私は高学年を担任することが多い。教員生活21年目だが、そのうち8年間は6年生担任だ。 昨年は6年生担任だったが、今年は2年生担任。どの学年でも『学び合い』で起きることは、基本的には変わらない。『学び合い』は人間の「学び合いたい」という衝動を利用…

ポジティブな話もしたい

Twitterは、ネガティブな話の方が反響が大きめ。バズったというほどじゃないけれど。 今の学校は、若者が未熟であることを許してもらえなくなった。そして、成長を待ってもらえなくなった。心優しい周囲の人々も、若者に卒なくこなすことを促す。その優しさ…

卒なくこなす

もし私が20歳若く、2020年の学校に初任者として赴任したら、どんな風に仕事をしただろうか。そんなことをふと考えた。今でも大人になりきれない私だが、若い頃は更にひどかった。上の言うことを素直に聞く気がなかった。よく怒られた。でも、それが許される…

自己責任と最適化

この生き方を、この人生を自分で選んだんだから、自分の責任だ。 そういう自己責任論的な言い方を散見するけれど、本当にそうなのかな。選べるほどの選択肢が与えられた人生を、どれだけの人が送れているのかな。選択したにしても、「これしか選びようがなか…

ぽくなくなっている!?

今日、学年通信を作っていた。先週行った遠足の写真を載せようと、画像ファイルを開いて驚いた。集合写真に写っている俺、全然、教員っぽくないな…。 あまりにも教員らしさがなく、怒られるまくった初任校時代。その反省から、2校目からはできるだけ教員らし…

権利と義務

私は、労働者としての権利を声高に主張する。時間外の仕事を頼まれたら、 「勤務時間はどうなっているんですか」 なんて質問を頻繁にする。 「それは職務命令ですか?だとしたら、法令違反ですよ」 なんて言ったこともある。 私が権利を主張するのは、そこを…

生きづらさ

子供たちを見ていると、ある種の生きづらさを抱えている子が見える。 みんなと仲良くしているのに、なぜだか浮いてしまう。 楽しそうに過ごしているのに、どことなく苦ししうでもある。 親しくしているけれど、知らぬ間に人を傷付けている。 まあ、多かれ少…

違い

度々聞く言葉。 美味しい魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるべきだ。 勉強を教えるのではなく、学び方を教えるのが大切だ、という意味で使われることが多いかな。 なるほど!と思っていたのだが、考えてみると、私は魚の釣り方も教えたくない。できる…

繰り返す

『学び合い』のセオリーは強力だ。もちろん、現実は理論通りにならない面もあるから、『学び合い』による授業を続けるには、理論と現実の隙間を埋める柔軟性が必要なのだけれど(そして、それが非常に難しいんだけれど)、逆に言えば、『学び合い』の理論に…

賢さ

子供たちへの愛を育み、持続させるためには、それなりの「賢さ」が必要だ。その必要性は、今後、どんどん高まっていく。 そんな風に考えています。 「愛」と言っても、特別なことではありません。教え子の幸せを願う。それができるかどうか、です。余裕がな…

冷たい男

教育に絶対に必要なものは何か。 私は、愛だと思っている。子供たちを愛せないと、この仕事はだんだんシンドくなるよなあ。愛せない人と、何時間も一緒に過ごしたら、苦しくなるに決まっている。 というようなことを以前書いて、 「上手くいっていない人は、…

自己責任が嫌いです。

私が他の人のためにしてあげらることなんてほとんどないが、できることなら「自己責任」の呪縛から逃れて欲しい、その手伝いをしてあげたい、と願っている。若い先生も、ベテランも、何でも自分の責任の下で指導をしなくてはならないと思い込んでいるように…

巻き込む

私の学級経営は、巻き込む学級経営だ、と私自身は思っている。 「良いクラスにしたい」という私の気持ちに、クラスの子を巻き込む。もちろん、全員は巻き込めない。でも、巻き込まれていいと感じてくれる子を可能な限り多く巻き込む。 私が考える「良いクラ…

あきあき

私は、教職という仕事が好きだ。毎日、楽しいし、幸せだ。 でも、私の「役割」は嫌いだ。「今年も、この役割か。何回目だろう」と毎年のように思っている。30歳を過ぎた頃から、課されるようになったあるミッション。最初は使命感もあったが、その気持ちは失…

自分の限界を認めるのは、辛いけれど必要だ

数年前の話。 とある仕事を命じられたけれど、 「すみません。私にはできません」 と断ったことがある。当時の私は、通勤に片道80分ほどかかる職場に勤めていて、更には、教務主任と担任を兼務していた。その状況で、確実に毎日、1時間以上は時間をとられる…

忘れていく感覚

今週、行なった、あるワークテスト。とりあえず、全員80点は超えた。平均は97点。 20代の頃は、ワークテストの平均点を90点台にするのが一つの目標だった。当時、TOSSの「教室ツーウェイ」に「平均90点」の話が書かれていた。算数の話だったかな。それを読ん…

「勉強ってやっぱり楽しいんだな」

昨日、あんなエントリーを書いたせいかどうかは分からないが、今日の振り返りジャーナルに、こんな感じのことを書いている子がいた。 今日は図工をがんばりました。はじめは、ちゃんとかけるか心ぱいだったけど、思ったとおりにかけてよかったです。でも、い…

面白い授業

若い頃は、本当に糞つまらない授業をしていた。その当時は分からなかったが、今なら分かる。 「こうするのが正しい」「これをしなければいけない」「このやり方が一般的」「こうすべき」と言われることを寄せ集めて、授業をしていたから。 私自身は、別に正…

不定期確認

時々、ちゃんと言語化しておかないと、過ちを犯してしまうので書き残しておく。 私は、異端である。私は異常である。私は間違っている。私は駄目な人間だ。 それを忘れて、自分が正しいと思ってはいけない。 「一人も見捨てたくない」なんて願っていない人が…

言い換えるなら、無責任

頑張ってるけれど上手くいかない時がある。そんな時にはちょっと休んだ方がいいのだと思う。 なぜなら、頑張らなくてもいいことを頑張り過ぎて、やるべきことがやれていない可能性があるから。 けれど、「俺、頑張りどころを間違えているな」と自分で気付く…

そこじゃないでしょう?

例え話です。 あるお寿司屋さんで、多くのお客が腹痛を訴えたとします。 「最近の客は、胃腸が弱いな!」 「お皿がきれいに洗われていなかったんじゃないの?」 「店内をきれいに掃除しよう」 「これからも腹痛の客が腹痛を訴えるかもしれないから、トイレの…

リレーション形成ができない

日曜日に「授業づくりネットワーク」の最新号が届いて以来、何度も繰り返し読んでいる。 授業づくりネットワークNo.36―学級崩壊を問う! (授業づくりネットワーク No. 36) 発売日: 2020/08/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この時期に「学級崩壊を問う!…

都合の良いお守役!?

『学び合い』のセオリーでは、「一人も見捨てないことが、自分にとって得であること」を語る。それに納得し始めると、子供たちの一部が「分からないところはどこ?」や「ここが分からないから教えて」など、積極的に動いてくれるようになる。私はそういう子…