『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

さまざまな仕事

世の中にはいろいろな人がいて、様々な仕事をしている。
その仕事の仕方も様々だ。

私が過去に働いた職場には、必ずと言っていいほど「前例踏襲」を大切にする人がいた。私に限らず、誰かが新しいことをやろうとすると、
「去年はこうやっていました」
「例年はこうではなくて、こうやっているので」
とたびたび止めていた。若いころには腹が立ったが、今では仕方ないと思っている。
同じことを繰り返すことこそが正しい仕事の仕方だ、と考えている人が一定数いるものなのだ。私だって、全く新しい環境に移れば、今までのことを調べる。同じようなことをやろうとする。過去を全く知らずに、勢いだけで突っ走るような若さは、もう持っていない。
それに、高度経済成長期やバブル期のような日本という国が拡大していく時代なら、前例に倣って無事に時が経つのを待つ、という仕事の仕方も通用したのだろう。
でも、残念ながら現在は縮小する時代になった。前例踏襲だと組織は衰えていく運命だろう。うちのような私立校は改革が必須なのである。

一方で、中途半端な改善で学校が苦しくなった経験もしている。会議のたびに「何か一つでいいから、前年度と変えましょう」というキャンペーンのようなことをした学校だった。「何変えましょうね」と同僚といつも頭を悩ませていた。手段が目的化した典型的ケースだ。小手先の変化ばかりが積み重なって、学校のバランスが崩れていった。

さて、私は今年度、どんな仕事をしていくことになるのだろう。

改革の海には、海図などない。けれど、自分で線を描くのは嫌いではない。