『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

全員達成

今日の算数は、新年度始まって初の「全員達成」でした。課題は、「教科書の○○の考え方を文にして説明することができる。かならず『かける数」と『かけられる数』の言葉をつかう。書けたら友だちに見せ、3人以上にサインをもらう」というもの。

厳密に言えば、全員達成とは言えません。「かける数・かけられる数」が一つしか使えていなかったり、ほぼ丸写しだったりする子もいるからです。

ただ、私は「そういうものだ」と思っています。ほとんどの子は厳密な相互評価なんて経験したことがありませんし、答えは写すものだとも思っていますから、

「それでは全員達成とは言えない!何をやっているのだ!」

と叱るより、

「次は、オッケーを出す基準を厳しくしていこう!」

とレベルアップを促したいと考えています。この辺りの進め方は、以前よりも柔らかくなったし、焦らなくなったかな。

でも、言い換えれば、絶対にレベルアップを求めなければならないということですね。ここを甘くすると、いつまで経っても集団は育ちませんから。

子供たちが悪いわけではありません

新学期が始まり、ぼちぼち授業がスタートしている時期かと思います。

私の学級では、もちろん初日から『学び合い』。今日は授業開始からすでに4日が経っています。ですから、学級内の色々なことが見えてきます。

『学び合い』を始めたばかりですから、最大の問題は「繋がれないこと」です。もちろん、まったく繋がれないわけではありません。どうしても最初は本能的な繋がり=4〜5人程度の繋がりに終始し、その壁を越えられない子がほとんど。その様子を見るとどうしても焦ってしまいます。でもね、子供たちが悪いわけではありません。早くその壁を越えて欲しいと願い、そしてまた、その壁を越えた時の素晴らしさを分かっているからこそ、焦ってしまうのでしょう。焦るのも良く無いのですが、それ以上に、焦りは時に怒りを生んでしまうこともあるから、要注意。この時期は笑顔で見守り、良い点を褒めることを心がけています。


が、しかし、転勤直後は分からないことだらけで、余裕がないのがイカンイカン。空回りの日々。早く落ち着きたいものです。

運が良い

私がこうして教員を続けていられるのは、運がいいからだと思っています。何と言っても、子供たちに恵まれています。今まで、「良い子供たち」しか担任していません。

今年も間違いなく「良い子供たち」です。

 

宝くじを買ったら当たるんじゃないだろうか。