『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

叩く

「叩く子」に関する悩みをいくつか聞きました。ちょっとしたことで友達を叩く。遊びの中で叩く。切れて叩く、暴れる。そんな子についてです。

 

そういう子に、どんなに「叩いては駄目だよ」と言っても効果はないように思います。むしろ、その子は叩くことのメリットを実感しているように見えるからです。「駄目」なのは分かっているけれど、叩くことが「得」だから叩いている子が多いのではないでしょうか。

 

私の場合、集団の管理者として、私は「叩くことが損」な雰囲気を作ります。その為に、子どもたちには、「強い人が偉いクラスじゃなく、人のためになる人が尊敬されるクラスにしよう」と伝えています。

とは言え、なかなか「人のためになること」が難しい子もいるでしょう。そういう子がいても「見捨てない」ことを求めます。「みんなのことを考えて助ける人が、友達からの信頼を集めるクラス」が、「ケンカの強い人が偉いクラス」よりも「みんなにとって得」だと説明するのです。 

 

ただ、今まで叩いていた子は反発します。「強さによって居場所を作ってきた子」にとっては、自分の居場所がなくなるかもしれないんですから。「叩く子」は学級の中で目立つ存在の場合が多いのですが、残念なことに、目立つ子に合わせた学級の枠組みを作る教員も少なくないようです。

でも、そういう子に合わせた枠組みが残っていたら、いつまで経っても、教員がいなければ「叩く」のです。

授業参観

今日は、授業参観でした。内容は、学級指導。「しゅくだい名人になろう」と題し、家庭学習の進め方について指導しました。

私がこの授業を授業参観で行う理由は、次の3つです。

  1. どんな学習者を育てたいのかを、保護者に伝えるため
  2. 高橋が「今この時」だけを見て指導しているのではなく、「先のこと」を考えていることを伝えるため
  3. 『学び合い』とは、ただの放任ではなく、一斉指導もできることを示すため

どこまで達成できたのかは分かりませんが、ある程度の手応えはありました。また、その後の懇談会では『学び合い』の説明も写真を使って行いました。今週は授業中、ちょこちょこと撮影をしておいたのです。

授業参観での姿も大切ですが、普段の様子を伝えるのも大切にしています。教育において、保護者さんはこの上なく頼もしい味方ですからね。

声の質

今日の学級は、先週までとちょっと違う感じ。何と言っても、声の質がガラッと変わりました。まだまだ「極上のしっとり」とはいかないけれど、2週間でこれなら、立派じゃない!!と思えるレベルです。先週は教室にキンキンとした声が響いていました。私が「猿の声」と呼んでいる叫び声です。それが100分の1くらいに減りましたね。

 

ここに至るまでに、私が何をやったのか、週末を使って、ちゃんと振り返っておきたいと思います。