場を作る
誰もが穏やかで、満ち足りた気持ちで過ごせる学級は、もちろん素晴らしいのだけれど、でも、「このクラスならもっとできるじゃないか!」とちょっとイライラしながら過ごすような子がいても、それはそれで素敵なことかもしれません。
そのイライラがずっと続いたらちょっと問題だけれど、きっとそういう気持ちに共感し、一緒に動いてくれる子もいるはず。気持ちが伝播して、共に動いていく中で真の仲間になっていくものです。そのうちイライラが薄まったころには、さらに素敵なクラスになっていることでしょうね。そうなった後で更に、「このクラスはまだまだできるじゃないか!」となったら、もっと素敵。そして、その思いを共有し、一緒に頑張る仲間がまた増えて。。。いいなあ。
けれども、時には休む時間があっていいもの。「ちょっと待ってよ」と言う子がいてもいいし、そういう子の思いも広まって、みんなでほっと一息つくのも、楽しいものでしょう。
そういう繋がりが生まれる「場」を作り出すのは、教員がやるべき重大な仕事だと考えています。授業全体がそういう場になり得るのが、『学び合い』の良い所ですね。(なり得る、というだけで、簡単にはいきませんが。)