『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

腕が上がる

わたしは、心配性で自己肯定感が低い人間だと自己分析しています。
短気で攻撃的なのは、その現れです。もう少し自信を持てたら、人に優しくなれると思うんですけどね。


そんなわたしでも、時々は「あ、腕が上がったかも?」なんて感じる時があります。
最近感じたのは、失敗した時です。


ある時、クラス内のある子の言動を見誤って、叱るべき時ではないのに、ちょっとキツい物言いをしてしましました。
その失敗にはすぐに気が付きましたし、その手の失敗はちょくちょくしてしまいます。
自分の変化を感じたのは、その失敗の後です。


今までなら、その失敗を多少引きずってしまいがち。自分の才能の無さを嘆いて、落ち込んでしまうことも。結果として、仕切り直しまでに多少の時間が必要となっていました。
でも、その時はそうではありませんでした。自分には教師としての才能が無いと感じるのは同様なのですが、でも、落ち込むのではなく、すぐに子供達に素直な気持ちで謝ることができました。その場ですぐに仕切り直すことができたのです。
自分の中で感じるのは、失敗に慣れたのではなく、失敗を受け入れることができたなあと。


考えてみれば、子供達にはいつも語っています。
「失敗を乗り越えていこう。また挑戦すればいいんだ!大丈夫大丈夫」
でも、これってなかなか難しい。だって
「じゃあ、失敗してもいいから、適当にやろう」
はもちろんですが、
「一生懸命やれば、失敗してもいい」
でもなかなか上手くいきませんから。
結果を出すためには、失敗を恐れてはいけない。失敗はつきもの。でも、その時に、一生懸命やったんだからいいや、と開き直らないで、失敗は受け入れる。
これがなかなか出来ないでいたのですが、自分の中で、失敗したくないという気持ちと、失敗を受け入れる気持ちが融合してきたなあと感じることができました。


腕が上がるって、失敗しないことじゃないんですよね。
でも、失敗しても良い、という言い方は単純すぎるかなあ。
失敗を受け入れて、それをしっかりと咀嚼し、消化し、自分の糧にする。
失敗したくないからこそ、失敗を受け止める。
そんな風に自分を高めていきたいです。