『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

モイストヒーリング

昨日、ちょっと手を切ってしまいました。
私はケガをした時には、「モイストヒーリング」で治します。モイストヒーリングとは、知っている方も多いと思いますが「消毒はせず、傷を水で洗って、『キズパワーパッド』といった製品で密閉し、滲出液の力を利用して治す」治療法です。
10数年間前までは「傷は、消毒し、乾かして治す=ドライヒーリングが良い」と思っていました。ケガすると、フーフー吹いてましたね。けれど、モイストヒーリングを知ってびっくり。治りが圧倒的に早い!それに、痛みが引くのも早いです。我が子がケガをした場合も、できるだけモイストヒーリングで治します。

でも、度々「モイストヒーリング大反対」の声を聞きます。
  • 消毒しなかったら、化膿するに決まっている。
  • 消毒をすると、子供は安心する。水で洗うだけだと、子供が不安になってしまう。
  • 滲出液が汚なく感じて、なんとなく嫌だ。
  • これは医者の専門的な知識が必要な治療法で、素人はやるべきではない。
  • 消毒してから貼ったらだめなの?
などなど。
なんかこういう言われ方、『学び合い』に似ていると感じています。「理論が納得できない!」というものや「理論は分かるけど、心理的に無理!」というものなど、新しいものに対する反発って、ある程度のパターンがあるのかもしれません。

こういう声は、モイストヒーリングにしても、『学び合い』にしても世の中に広がって「当たり前」になれば、自然に消えていくのでしょうね。目の前の人を納得させるのは無理だから、世の中全体を変えなくてはいけないのだ。なんてことを、手に『キズパワーパッド』を貼りながら考えていました。