『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

単元レベルのその次は

3学期に向けて、学習進行表を作りました。

3学期には、今まではちょっとあいまいな感じだった「体育」で改善を試みます。こういうのは、やってみなくちゃ分からない!って感じです。

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私が単元『学び合い』をやるのは、一単位時間の学習が良かったか・悪かったは、その前後を見ないと分からないからです。例えば、「う~ん、分からん!」ととことん悩んで苦しんで授業が終わってしまったけれど、その努力が後の時間に活きる!なんていうのは、頻繁にあることです。それに、本当に分かった、と言えるには学び直したり繰り返したりできる場が必要でしょう。「○ページから○ページまでの問題を全員が解ける」というLevelから、「本当に分かった!と言えるようになろう」というLevelへと意識を高めようと思ったら、一単位時間の学習では難しいと、私の経験から考えています。
という理由で、単元レベルで授業を考えるようにならないと、一単位時間毎の授業もうまくいかないと言ったら言い過ぎでしょうか。
また、同じような理屈で、一単位時間の学習が良かったか悪かったかは、その前後の単元や他教科とのつながりを意識しないと難しいのではないでしょうか。

私のクラスが上のような簡単な表で学習が進むのは、今までの積み重ねがあってのことです。

ましてや、『学び合い』は「学校は、多様な人と折り合いをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場である」と考えています。これを身に付けるには、一単位時間では無理ですよね。積み重ねが必須だと思います。

 

もし、単元『学び合い』にチャレンジなさる場合は、単元レベルの「その上」を意識してください。私の場合は、単元の次として、1年間・6年間・9年間・12年間の学びの継続性や他教科との繋がりを考えています。なかなか適切な言葉が見つからないのですが、みゆき会では「カリキュラム・マネジメント」という言葉を使っています。

今年はじっくり時間をかけて、この辺りも言語化していきたいと思います。