「ちゃんと」勉強する
「ちゃんと」勉強するってどんなことなのでしょうか。
じっと座っている。黙って話を聞く。ていねいに文字を書く。
そういうのが「ちゃんと」勉強している姿だ、というイメージが私の中にもあります。私も結構、普通のことも考えてるんですよ?
フラフラと歩き回っているよりは、黙っている方が「ちゃんと」して見えるし、ベラベラとお喋りされているより黙っている方が「ちゃんと」聞いているように感じられるし、乱雑な字よりていねいな文字の方が「ちゃんと」頭に入っているような気がします。
でも、必ずしもそうだとは言えないんですよね。じっと座っているけれど、別のことを考えていたり、黙っているけど睡魔と戦ってるだけだったり、ていねいに書いているけどポイントがずれたメモだったり。そんなことだってあるでしょう。
だから、「ちゃんと」した勉強かどうかを、そういう、分かりやすい指標で判断するのは無理があるんでしょうね。
じゃあ、「ちゃんと」した勉強ってどんなものなんだろう。
と考えると、私は
「その勉強は、あなたの成長に繋がりそう?あなたの幸せに繋がりそう?」
と子供達に問いたくなるのです。じっと座って、黙って話を聞き、ていねいにノートを書くいて過ごす。でも、それだけじゃ足りないよね?じゃあ、どんな勉強しようか。と子供達と一緒に考えたいのです。
キャリア教育を日常の授業で行うって、そういうことだとも思っています。