『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

「みんなが出来る」から「みんなが伸びる」へ

『学び合い』の本体は「一人も見捨てたくない」という教員の心にある。西川先生は度々そう述べられています。なるほど、私もそう思います。もし私が「あの子は仕方ないか」と考えたら、授業は大いに変質します。例えば、私が喋る時間が長くなるでしょう。だって、私の説明を理解できない子を何とかするために、私が喋る時間を短くするのです。そして、「理解した人が広めておくれ」と求めるのです。「理解できない子がいても仕方ない」のなら、分かる子向けにだけダラダラと喋り続けます。他にも変わることはいっぱいありますね、きっと。

 

ところで。『学び合い』では「みんなが出来る」という言葉も使われます。私も使います。けれど、これは「一人も見捨てない」と同義ではないと考えています。「みんなが出来る」は、「一人も見捨てない」のごく一部じゃないかな。初期段階と言ってもいいかも。

『学び合い』による授業を開始するときには、私も「みんなが出来る」を求めます。でも、次の段階として「みんなが伸びる」へと進みます。今年はここに苦戦していて、ちょっと進行が遅めなのですが、でも、徐々に進んでいます。45分でみんなが出来ることなんて、レベルが低いのです。そういう授業ばかりしていたら、学級が淀むだろうな。だって、学び合わなくても殆どの子ができちゃうから。じゃあ、具体的にどんな授業をしているのか。

この辺りのことを、11月25日に大阪でお話します。