言語活動と自分の言葉
今年度の現職教育のまとめと,来年度の計画立案をしています。
昨年度と今年度は「発問に答えているだけで,文章を読むことにならないでしょう?」という問題提起をし,「自分の力で読む」をテーマにしました。これは,『学び合い』の考え方を受け入れて貰う素地を作るという意図もありました。まあまあ成功したと思います。
来年度は,「言語活動の充実」について研究したいという要望が,同僚の皆さんから多く出されました。
なるほどなるほど。よく分かりませんよね,言語活動の充実って。
で,色々と考えました。
「言語活動の充実」というと,よく「自分の言葉で表現する」という文言が出てきます。文科省の資料にも出てきます。でも,「自分の言葉で表現する」のって,「言語活動」ですかね。
国語の読解だったら「文章に書かれている言葉」で。算数だったら「算数のきまりに則った表現」で。社会だったら,「資料に即して」。
それから可能な限り離れないように,離れすぎないようにしながら,他者に伝える時,「言語活動」が「充実」したって言えるんじゃないか。「自分の言葉」じゃなくて「伝わる言葉」で表現できるのが表現力じゃないか。
まだまだ未整理なのですが,そんな方向でゴチャゴチャと考え中です。