『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学級という車

わたしが『学び合い』と出会う以前によくしていた例え話に「学級は車だ」というものがあります。

先輩から「学級経営と授業は車の両輪だ。どちらかだけでは、まっすぐ走れない」と言われ、「じゃあ、エンジンは?ブレーキは?それを全部担任がやっているおかげでまっすぐ走っても、児童がお客さんじゃ意味がないなあ」と考えていました。

「エンジンになる子がいて、ブレーキになる子がいて、サスペンションだって、ハンドルだって必要だ。ターボやLSDになる子がいたら更に素晴らしい。皆んなで一つの車になって、目的地に向けて走っていけるような学級を作りたい」

それが20代の頃に考えていた目指す学級のイメージ。

 

 

で、今日、ふと思いました。

20代の頃に考えていたそういう学級が、今、出来ているじゃないの!?

もちろん、その時に考えていたことと違う面も多々有るけれど、それぞれの違いが組み合わさって、走っていく集団。そういう学級になっていると言って良いんじゃないの!?

そう感じます。

でも、20代の頃のイメージと違っているは、作っているのが「わたし」だけじゃないという点。

エンジンが10も20も要りません。ブレーキだらけの車じゃ走りません。サスペンションがなければケツが痛くてたまりません。

みんな違っていて良い、ではなく、みんな違っていないと困る、のです。