『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

スタート・ダッシュ!

今日から2学期が始まりました。
多くの学校も同様かと思うのですが,本校でも始業式当日から教科の時数が割り振られています。本校は2時間。これはなかなかキツイことです。何の対策もなければ,夏休みが明けて初日から勉強をするというのが難しい子どもがほとんどだと思います。
ですので,わたしは,夏休み中に「勉強会」の日を設けています。体を慣らし,リズムを整える期間です。作文や絵画の指導もします。2学期の予習もします。
また,教務(理科専科)の先生も,理科の自由研究を理科室で行う日を作ってくださっています。学校全体でも,ICT支援員さん(が本校には勤務されているのです)が指導して,PCやタブレット端末を利用した自主学習の日を行う日を設けています。
そんなものが必要ない子も居ます。家庭でしっかり勉強している子です。ウチのクラスにも自学をノート4冊もやってきたような子達もいます。けれど,そういう子だって,ウチよりも学校の方が勉強しやすいと言います。先週の金曜日には,学級の半分以上の子が2時間ほど学校で勉強していました。
そのおかげで,学級は今日からある程度しっかりと学習に取り組めるようになっており,1学期の復習の問題に,みんなでモリモリと取り組みました。これだったら,復習なんてやってないで,普通に授業を進めれば良かったなあと反省。わたしもまだまだ甘ちゃんです。じぇじぇじぇ


夏休み中に児童を登校させることに対して,疑問を持つ方もいるかもしれません。(事故が起きた場合の責任の所在が不明瞭だ・夏休みの意義に反する等)
さらには,
「教員は普段忙しいのだから,夏休みはゆっくり休めばいいのだ」
という声を聞いたこともあります。


でもね。
子どもを取り巻く環境が変化し,学校の状況も変化(余剰時数の減少や指導内容の増加)しています。
それなのに,自分(教師)のやることだけは従来通りというのは,無理な話です。
方法は色々とあるかと思いますが,何かしらの「策」は必要だと思うのです。


学校が年々忙しくなっているという実感を持っている方は多いと思います。
近隣の学校では,今日から5校時で授業をしているという学校もあります。
そうしなくちゃいけない状況なわけです。
そういう状況だからこそ,しっかりとスタート・ダッシュができるように環境を整えてあげることは,とっても大切な教師の仕事になってきたように思います。
教育の「成果」なんて,こういうことの積み重ねですよね。