特別?
以前、西川先生が講演で「特別な支援が必要な子がいることは否定しない。しかし、9%もいる、というのは多過ぎる」という趣旨のことをおっしゃっていた。(私が初めて聴いた西川先生の講演の一節で、今でも時々録音したものを聞き返している。)
私もそう思っている。9%や10%もいるなら、それは「特別」な存在ではないだろう。それどころか「このクラスには発達障害の子が25人中5人います」なんて話も聞いた。2割もいるなら、「普通」の存在じゃなかろうか。
そうだ。普通なのだ。
きっと、どんな子だって「特別」で、どんな子だって「特別なニーズ」を持っているのが「普通」なのだ。でも、私一人ではそのニーズに答えられないから、必要な手立ては自分で選択し、みんなでやってもらうしかない。
発達障害や特別支援という言葉が広まっていること自体は良いことだと思っているけれど、今の状況があまり嬉しくは思えない。この状況を変えるために、私に何ができるだろうか。